キヤノンITSの新サービス
2025-01-24 10:36:51

キヤノンITS、外国送金変換ソリューションを新たに発表しISO20022移行を支援

キヤノンITSが開始した外国送金変換ソリューション



キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は2025年1月24日より、新たなサービス「外国送金変換ソリューション」の提供を開始します。このサービスは、国際的な送金業務を行う企業に向けて、ISO20022規格に準拠したフォーマット変換を実現するものであり、インターネットバンキングやファームバンキングを利用する顧客の利便性向上を目指しています。

背景


企業がグローバルにビジネスを展開する中、外国送金は非常に重要な業務プロセスとなります。日本企業から海外企業への送金は、国内銀行を通じてSWIFT(国際銀行間金融通信協会)のグローバルネットワークを利用することで行われます。SWIFTは2025年11月までに、送金時に使用されるフォーマットをISO20022に移行することを発表し、企業に対して新しいフォーマットへの適応を求めています。

これに伴い、企業は短期間のうちにISO20022フォーマットへの対応を行わなければならず、既存のシステムに改修や新しいシステムの導入を行う必要があります。特に固定長フォーマットからの変換は、基幹システムの改修を要するため、企業には大きな負担がかかります。このような背景の中、キヤノンITSは外国送金変換ソリューションを開発し、顧客の課題解決に寄与することを目指しています。

特徴


新サービスの最大の特長は、ISO20022に準拠した外国送金専用の変換マップを提供することに加え、汎用的なXML変換ソフト「EDI-Master XMLトランスレータ」との連携によるXMLとCSVフォーマットの相互変換機能を実現している点です。これにより、数百項目にも及ぶXMLフォーマットを基幹システムで用意する手間が軽減されます。

このソリューションは、ファームバンキングとファイルアップロード型のインターネットバンキングの両方に対応しているため、広範な顧客層に利用されることが期待されています。特に、さまざまな業務プロセスに応じた柔軟な対応が可能となります。

今後の展望


キヤノンITSは、外国送金変換ソリューションを通じて顧客のISO20022対応の工数削減に寄与すると同時に、2025年11月に予定されるフォーマット移行に向けての負担軽減にも取り組む方針です。今後も顧客の意見を反映させた製品やサービスの改善を続け、外国送金の完全な移行を力強くサポートしていく計画です。

価格


本サービスの価格は、別途お見積もりとなっています。詳細はキヤノンITSの公式サイトをご覧ください。

お問い合わせ


一般の方からのお問い合わせは、ビジネスソリューション営業本部営業部(直通: 03-6701-3457)までどうぞ。詳細な情報は公式サイト(https://www.canon-its.co.jp/solution/industry/cross-industry/edi)をご確認ください。


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会社情報

会社名
キヤノンITソリューションズ株式会社
住所
東京都港区港南2-16-6キヤノンSタワー
電話番号
03-6701-3300

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