フリーランス市場動向調査 - 2025年7月版
INSTANTROOM株式会社が運営するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向けの案件検索サイト「フリーランスボード」は、2025年7月に実施したフリーランス案件の単価に関する調査結果を発表しました。すでに238,840件に及ぶ案件情報を元に、開発言語やフレームワーク、職種別に月額平均単価が集計されています。ここでは、最新の市場動向と予測について詳しく掘り下げていきましょう。
フリーランス案件の月額平均単価
2025年7月のフリーランス案件における月額平均単価は74.2万円で、最高単価は285万円に達しています。特にリモートワークの比率も注目されており、フルリモートでの案件は33.7%、一部リモートは48.2%、常駐案件が18.1%となりました。リモートワークの比率が増加していることは、多くのフリーランスにとってより働きやすい環境が整ってきていることを示しています。
開発言語別の月額平均単価
開発言語別に見ると、月額平均単価は多くの言語で前月より上昇しています。特に、最高単価を記録したのは「Rust」で、81.6万円でした。この言語はメモリ安全性が高く、並行プログラミングが得意なため、最近特に注目を集めています。次いで「Scala」が81.2万円で、こちらはJavaとの高い互換性が強みです。
フレームワーク別の月額平均単価
フレームワークにおいても、月額平均単価の多くが前月を上回っています。「RSpec」が85.0万円で最高となり、テストと実装の分離が可能である点が評価されています。続いて「Ruby on Rails」が82.9万円で、こちらは豊富なライブラリを利用できるのが特徴です。
フリーランスボードとは
フリーランスボードは、2024年から展開を開始したフリーランスエンジニア向けの求人サイトです。現在、100社以上のフリーランスエージェントと提携しており、24万件以上の求人情報を提供しています。これは日本国内でも最大規模で、兼業や転職を目指すITフリーランスにとって、ワンストップで仕事を探せる便利なプラットフォームです。
まとめ
2025年7月のフリーランス市場は、単価上昇とリモートワークの普及が著しい状況です。開発言語やフレームワークの選択肢も増え、エンジニアたちには新しいチャンスが広がっています。これからのフリーランス市場は、より一層柔軟で働きやすい環境が整うことでしょう。ぜひ、フリーランスボードを活用して、最適な案件を見つけてください。