地域の未来を支える新しい事業承継モデル、relay
株式会社ライトライトが運営する事業承継プラットフォーム「relay」は、帯広信用金庫との連携を発表しました。この提携は特に、十勝エリアの地域事業者が抱える後継者不足という深刻な課題に対処するためのものです。大正5年に創業し、地域密着型の金融機関として100年の歴史を誇る帯広信用金庫は、「地域の皆さまとともに、地域社会の発展に貢献する」ことを理念に掲げています。
この提携を通じて、relayは地域の事業者から寄せられる後継者不在の事業を紹介し、後継者候補を見つけるサポートを行います。また、relayが持つ独自のスキームやマッチングノウハウを活かし、帯広信用金庫と共に地域社会の課題を解決していくことを目指しています。
relayの特徴
オープンネーム事業承継
relayは事業承継のマッチングをオープンネームで行い、経営者が事業に込めてきた思いをストーリーとして掲載します。これにより、熱意ある後継者候補を広く公募することが可能となり、共感をベースにした新しい事業承継の形を提案しています。
2020年のサービス開始以来、約600件の後継者募集案件を公開し、約110件のマッチングを実現。商談率や成約率において、例年トップを記録しています。この実績は、事業承継マッチング分野における重要な一歩であり、地域の小規模事業者の課題に向き合うことを強く支持しています。
relayインフィニティモデル
relayでは、地域の小規模事業者の事業承継を「事業のリノベーション」の機会として捉えています。経営資源を最大限に活かし、事業承継(第二創業)を促進することで、新たな挑戦や経済の循環を生み出し、地域の持続可能性や魅力を高める未来を描いています。このコンセプトは、「relay インフィニティモデル」として広く周知されており、ビジュアル化されています。
地域経済の循環
地域の事業承継は、単に経営者が引き継がれるだけでなく、直接的な雇用や原材料の仕入れに関わる生産活動を喚起します。このような波及効果は経済全体の成長にも寄与します。更には、新たな顧客層の集客や、メディアとのリレーションシップ構築によって、地域社会全体にポジティブな影響を与えることが期待されます。
これまで事業承継が表面化されず、小規模事業者が苦しむ状況が続いていた中、relayはこの新しいアプローチによって地域経済の成長を支援し、廃業問題に直面している事業者を救うことを目指しています。
まとめ
relayと帯広信用金庫のパートナーシップは、単なる業務提携に留まらず、地域の未来を築くための新たな一ページを開くものです。地域社会にとって必要不可欠な後継者問題に取り組むことで、私たちの未来をより豊かにすることを目指しています。今後の展開にもぜひ注目していきたいと思います。