OpenTextがOECDのAI安全報告フレームワークに参加
エンタープライズAIのデータ管理で確たる地位を持つOpenText Corporation(NASDAQ:OTEX、TSX:OTEX)は、2026年5月29日(北米時間)に、OECDが提唱する「広島AIプロセス(HAIP)」に参加したことを発表しました。この取り組みは、AIの安全かつ信頼性のある開発と導入を促進するための重要な基盤を築くことを目的としています。
OpenTextのCEOであるエイマン・アントゥーンは、参加にあたって以下のようにコメントしています。「AIへの信頼は、その根幹を支えるデータの管理に依存しています。35年にわたり私たちはこの基礎を築いてきました。HAIPへの参画は、私たちの努力の延長上にあり、企業レベルでのAIの利用を推進する新しい国際的枠組みに貢献します。」
OpenTextのデータ管理の重要性
OpenTextは、世界中で120,000社以上に及ぶ企業や政府機関において、様々なデータを管理しています。その中には、人間によって生成されたデータ、機械が生成したデータ、そして企業間取引データが含まれています。特に、OpenTextのBusiness Networkを経由しては、年間15兆カナダドルを超える取引が行われており、企業が日々運用する非構造化コンテンツやデータの管理を担っています。これにより、OpenTextは広範なデータ基盤を持ち、政策の議論に影響を与える役割を果たしています。
信頼できるAIの実現のためには、エンタープライズAIにとって重要なデータ領域への管理が不可欠です。OpenTextは以下の3つのデータを重視しています。
1.
人間生成のデータ:文書などの非構造化コンテンツ。
2.
機械生成のデータ:ITサービス管理やサイバーセキュリティから得られる運用情報。
3.
トランザクションデータ:B2B取引フローやサプライチェーンイベント。
また、OpenTextのAviator AIソリューションは、これらのデータガバナンスを実現するためのエコシステムを構築しており、すべてのAIとのやり取りにおけるセキュリティやコンプライアンスを強化しています。これによりHAIPが目指す透明性と説明責任の原則をサポートしています。
責任あるAIの未来
OpenTextのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高デジタル責任者であるシャノン・ベルは、同社の製品をいち早く導入する中で「信頼できるAIはデータガバナンスに基づくものである」と述べ、自社の取り組みがHAIPと連動していることの重要性を指摘しています。
AIを導入する前に、データの管理や保護の状況を確認することが不可欠であり、これがHAIPの基本的な考え方として位置付けられています。
OpenTextは、カナダの「高度な生成AIシステムの責任ある開発に関する自主的行動規範」の初期の署名企業としても知られています。この新たな国際的枠組みへの参加により、カナダがAI分野でのリーダーシップを強化し、同時にOpenTextの国際的なガバナンスへの影響力も高まることが期待されています。
OpenTextについて
OpenTextは、企業が安全にデータを管理・活用できるように支援するグローバルリーダーです。詳しくは
OpenTextの公式サイトをご覧ください。