スピークバディが新コンテンツ「飲食店の接客英語」を発表
株式会社スピークバディが運営する「AI英会話スピークバディ」は、訪日外国人向けの英会話レッスンとして「飲食店の接客英語」を新たにリリースしました。このコンテンツは、業種や職種に特化したシリーズの第二弾であり、これまでにも「ホテル接客英語」や「ITプロジェクト英語」といった特化型コンテンツを提供してきました。
訪日客数の増加と飲食店での語学課題
2025年の訪日外国人観光客数が過去最多になると予測されており、観光庁の調査によると約84.1%が観光・レジャーを目的としており、その中の82.2%は「日本の食文化を楽しむこと」を期待しています。しかし、外国人観光客が飲食店で直面する大きな課題は、やはりコミュニケーションの壁です。特に飲食店において「英語が通じない」といった事例が多く報告されています。
このような状況において、飲食店舗では人手不足やシフト制の中で語学研修の時間を確保することが困難であり、効率的かつ効果的に多言語での対応力を身につける手段が求められています。
新レッスンの内容と特徴
「飲食店の接客英語」コンテンツは、多忙なスタッフが短時間で学べるように設計されています。汎用的な接客用のキーフレーズを習得することを目的としており、膨大な例文を暗記するのではなく、会話の型を覚えることで、訪日客とのコミュニケーションをスムーズに行うためのスキルを身につけることができます。飲食業界特有の表現や語彙を学びながら、ファストフード、カフェ、居酒屋、さらには高級日本料理店に至るまで多様な業態で使える接客英語をカバーしており、座敷への案内やハラルへの対応といったやや高度なやり取りも含まれています。
また、レッスンでは日本独自の習慣や最新のオペレーションに関する内容も盛り込まれており、タブレット注文やモバイルオーダー、キャッシュレス決済に関するリアルな実践練習ができるのもポイントです。特に、訪日客が戸惑いやすい日本ならではの支払い方法や座敷で靴を脱ぐなどの説明も含まれており、外国人観光客を迎えるにあたっての不安を和らげる内容になっています。
さらに、既存の「ホテル接客英語」などとの学習組み合わせが可能であり、基礎から丁寧に学ぶことができる設計となっています。これは、入門者でも無理なく進められるように配慮されており、多くのユーザーから実際に使用可能なフレーズが多いとの高評価が寄せられている点も特筆すべきです。
コンテンツ開発の意図
本コンテンツの開発責任者である藤原は、訪日客の接客に特化した語学学習が、より多くの外食・飲食業に携わる方々に役立つことを目指して開発したと述べています。また、「実践で役立ち、かつ楽しめるコンテンツ」として、観光地や飲食店で外国人観光客と接する機会のある方々にぜひ活用してほしいと期待を寄せています。
株式会社スピークバディは、今後もこのアプリを進化させていくことで、ユーザーに真の言語習得を促進し、人生の様々な選択肢を広げる支援を続けていく方針です。前作と併せて、新たな学びの機会としてぜひ活用してください。