世界小児がん啓発月間 ゴールドセプテンバーとは
毎年9月に開催される「ゴールドセプテンバー」は、小児がんへの認知を高める国際的なキャンペーンです。この取り組みは、「子どもの命は金にも勝る尊いもの」というメッセージをもとに、社会全体で小児がんの理解を深めることを目的としています。今年も特定非営利活動法人ジャパンハートがこの活動に参加し、日本国内での啓発活動を強化します。
ジャパンハートの取り組み
ジャパンハートは東京都台東区に本社を置く、国際医療NGOです。主に海外で小児がんの無償治療を行い、国内では「スマイルスマイルプロジェクト」を通じて小児がんと向き合う子どもたちやそのご家族を支援しています。このプロジェクトの一環として、不安を感じる外出や旅行に医療従事者が同行するサポートを行っており、今後も活動を拡充していく予定です。
ソーシャルメディアでの啓発活動
本日から、ジャパンハートはInstagramを介して「スマイルスマイルプロジェクト」の啓発活動を開始します。公式アカウント「@smilesmileproject」では、以下のような内容を毎日発信する予定です:
- - SSPサポーターや支援企業からの応援メッセージ
- - 全国で開催される関連イベントの参加レポート
特に9月23日には、SSPサポーターやフォロワーと一緒に一斉シェア企画を実施し、新たな認知と理解を広めることを目指します。
小児がんの現状
日本では、年間約2,500名の子どもが小児がんを発症していますが、その数は成人のがんに比べれば非常に少ないため、社会の理解が十分とは言えません。小児がんは1歳以上の子どもにおいても死亡原因の上位に位置しているものの、その希少性から周囲の関心が薄く、取り組みが遅れているのが現状です。病気と向き合う子どもたちや家族が抱える孤立感や精神的負担は、社会全体の理解が必要です。
未来への道筋
ジャパンハートとスマイルスマイルプロジェクトは、一過性の支援に留まらず、継続的な啓発活動を通じて小児がんと向き合う子どもや家族が前向きに生きられる社会を作り上げることを目指しています。2024年度には、450名の子どもとその家族にサポートを行うことを見込んでおり、380名のボランティアがこの活動に参加する予定です。
私たち一人一人が小児がんについて知識を深め、周囲と共有していくことで、より多くの人々が小児がんの現状を理解し、支援の輪が広がることを期待しています。今年のゴールドセプテンバーでは、一緒に小児がんの認知を高めていきましょう。