津堅島に電動カート「CV-8」が初納車
2025年1月31日、沖縄県うるま市の津堅島にて、新たな公道仕様の電動カート「CV-8」が沖縄の離島に初めて納車されました。この電動カートは、沖縄を拠点にする株式会社イメイドがデザインから開発、設計、製造までを行ったものです。今後はこのカートが地域の移動手段として活用されることが期待されています。
地域交通の新たな選択肢
津堅島では、バスやタクシーなどの公共交通があまり整備されておらず、またガソリンスタンドも存在しないため、島内の移動手段の確保は地域住民にとって重要な課題でした。そこで、イメイドが開発したこの電動カートは、グリーンスローモビリティという新しい形の移動手段を提供し、環境に優しい選択肢として地域の交通網を改善することが期待されています。
「CV-8」の特長
「CV-8」は津堅島特産品の「津堅にんじん」をイメージした鮮やかな色合いが特徴で、デザインは地元の行政機関と地域の中学生の協力によって決定されました。以下はCV-8の基本的な仕様です。
- - 車両名称: CV-8
- - 全長: 3,880mm
- - 全幅: 1,400mm
- - 全高: 1,980mm
- - 車両重量: 750kg
- - 乗車定員: 8人
- - 搭載バッテリー: リチウムイオンバッテリー
- - ナンバー登録: 小型自動車(グリーンスローモビリティ)
地元自治体の期待
うるま市当局もこのプロジェクトに賛同し、津堅島の観光や地域の発展に寄与することを目指しています。市は、フェリー乗船後の交通手段を確保するために、EVを利用した公共交通の実現に向けた取り組みを進めています。今回の取り組みが、津堅島のブランディングおよび地域活性化に繋がることが期待されています。
今後の展望
イメイドでは、今後も「CV-8」をはじめとした電動モビリティのさらなる導入を進め、地域交通や観光交通の向上に尽力する意向を示しています。この新しい移動手段は、地域住民だけでなく観光客にも快適な移動を提供することができるでしょう。
このように、津堅島に初めて納車された「CV-8」は、地域の環境改善や交通手段の充実に向けた大きな一歩です。今後の展開に目が離せません。
お問い合わせ
- - 会社名: 株式会社イメイド
- - 所在地: 沖縄県うるま市勝連南風原5192-30 素形材産業振興施設3号棟3区画
- - 代表取締役: 伊口明高
- - 設立: 2017年4月
- - 公式HP: イメイド公式サイト
- - 連絡先: [email protected] | TEL: 098-923-2132