エックスサーバーが国産クラウド基盤強化へ，経済産業省の事業採択を受けて

エックスサーバー株式会社が、経済産業省の支援事業として「中小企業DX・AI活用推進のためのクラウドインフラ基盤整備・開発事業」を採択されました。この取り組みは、生成AIやクラウドサービスの利用が急増する中、中小企業が安心して利用できる国産クラウド基盤の構築と拡張を目指しています。

採択事業の概要

「中小企業DX・AI活用推進のためのクラウドインフラ基盤整備・開発事業」は、経済産業省が実施する支援プログラムのもとでの取り組みです。特に、国内の中小企業がより高性能で安定したクラウド環境を享受できるよう、大規模なインフラ整備を行います。本事業は、生成AIの普及や業務のクラウド化が進む中、企業のデジタル競争力を高めることを目的としています。

主な取り組み内容

- データセンター拠点の強化: 高性能サーバーやネットワーク機器の増強を行い、提供するサービスの安定性を向上させる。
- 基盤システムの開発・導入: 管理パネルなどの自社開発ツールにより、運用の効率化を図る。
- クラウドおよびSaaSサービスの拡充: VPS、IaaS/PaaS、法人向けSaaSなど、様々なサービスを充実。
- 生成AIを活用した新サービスの創出: 企業の業務効率化や付加価値向上を支援する新たなサービスを開発。

期待される効果

1. 中小企業のデジタル競争力強化: 柔軟かつ高性能なクラウド基盤を提供し、中小企業の生産性向上と業務効率化を支援。
2. 国産クラウド基盤を通じた社会・経済基盤の発展: 外資系クラウドに依存しない国産クラウドを展開し、経済安全保障や地方創生に寄与。
3. 持続可能なデジタル社会と人材育成の促進: 生成AIを含む先端技術の社会実装を進め、教育や人材育成環境の整備に貢献。

エックスサーバーの代表取締役社長、小林尚希氏は、今回の支援事業において採択されたことを喜び、今後も安全で高品質なクラウド環境を提供し続けると語りました。その姿勢は日本の中小企業やデジタル社会の発展に向けた強い意志の表れです。

エックスサーバー株式会社について

エックスサーバー株式会社は、国内で最も利用されているレンタルサーバー『エックスサーバー』を運営し、各種クラウドインフラ事業を展開しています。「ユーザーアブソリュート」の理念のもと、日本のインターネット基盤を支えてきた実績があります。2025年にはグループ会社を統合し、国内最大級のWebホスティング事業を築く予定です。

このように、エックスサーバーは地域社会への貢献を重視し、持続可能なインターネット環境を実現するために、クラウドインフラ事業をはじめとする多様な活動を展開しているのです。