障がい者雇用の新たな架け橋となる「お仕事依頼機能」
Busifro-Search株式会社は、大阪市に拠点を置き、児童・障がい・介護福祉プラットフォーム「care-base」を運営しています。2024年において、同社は「お仕事依頼機能」という新たなサービスを提供開始しました。この機能は、障がい者に仕事を依頼したい企業と、障がい者が利用する福祉事業所をつなぐものです。
「care-base」というプラットフォームとは?
「care-base」は、障がい者や介護が必要な方々とその支援を行う事業者、さらには一般企業をつなぐマッチングプラットフォームです。このプラットフォームの開設は、代表者の小笹勝弘氏が自身の母親の介護を12年間経験したことに起因しています。彼は、必要な支援やサービスを探す際の困難を痛感し、より多くの人が利用しやすい形で情報を提供したいという思いを抱くようになりました。
2020年12月に始まった「care-base」は、現在、約1.1万人の利用者と約8万事業所を掲載しています。様々な機能が用意されており、利用者が事業所を見学したり、面談を行ったりすることができるほか、必要な支援を見つけるための手段として広泛に活用されています。
お仕事依頼機能の背景と利点
新たに加わった「お仕事依頼機能」の開発は、企業から「障がい者に作業を依頼したいが、どのように進めるべきかわからない」という声を受けてのことでした。同時に、福祉事業所からは「障がい者に適した作業を紹介してほしい」という要望があったことも背景にあります。
この機能では、企業が作業依頼を登録し、福祉事業所がそれを検索します。その後、希望の作業案件をチャットを通じて問い合わせ、企業は依頼する事業所を選定することが可能となっています。この流れによって、企業と事業所との間でスムーズなコミュニケーションが図れるのです。また、すべてのやり取りは「care-base」の内部で完結するため、利便性も高まります。
用意される作業の種類
依頼できる作業は多岐に渡り、軽作業からポスティング、ラベル貼り、封入作業、記帳代行、商品の検品・ピッキング、組み立て作業など多様です。これにより、企業は自社のニーズに合った作業を依頼しやすくなります。
地域活性化への寄与
「care-base」では、「お仕事依頼機能」の導入によってすでに複数のマッチングが成立しております。この取り組みは、企業の人材不足の解消にも貢献することが期待されています。また、障がい者の雇用を創出することで、地域経済の活性にも繋がるでしょう。
企業の方々がこの新機能を活用することで、まずは気軽に障がい者との雇用契約を結ぶ機会が増えることを望んでいます。Busifro-Search株式会社は、今後も福祉サービスの充実を図り、日本の医療・福祉サービスの未来に向けて貢献していく姿勢を示しています。