ザーイド・サステナビリティ賞
2019-03-28 11:46:07
ザーイド・サステナビリティ賞2020年度の応募受付が開始!持続可能な未来へ向けた挑戦
ザーイド・サステナビリティ賞2020年度応募受付開始
2019年3月28日、アラブ首長国連邦(UAE)が主催する革新的な国際賞、ザーイド・サステナビリティ賞が2020年度の応募受付をスタートしました。この賞は、持続可能な開発のための革新的かつ影響力のあるソリューションを評価するもので、特にアジア圏の企業や団体、高校に焦点を当てています。応募の締切は2019年5月30日です。
ザーイド・サステナビリティ賞は、アブダビ首長国の建国の父、シェイク・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンに由来し、彼の人道支援や持続可能性への取り組みを称えるために設立されました。この賞は2008年の開始以来、受賞したプロジェクトが3億1800万人以上の人々の生活に影響を与えてきた実績を持っています。2018年4月には、エネルギーに特化した「ザーイド未来エネルギー賞」から、より広範囲のサステナビリティに焦点を当てたカテゴリーに進化を遂げました。
昨年受賞したプロジェクトや国は、インドのSECMOLやKalkeri Sangeet Vidyalaya、非営利団体のIDEI、Orb Energyなど、革新的な取り組みを行う教育機関や企業が名を連ねています。
他にも、インドネシアのコペルニク(Kopernik)、中国のBYD、シンガポールのECOSOFTT、韓国のKAISTなど、アジア全域から多彩な組織が受賞してきました。
ザーイド・サステナビリティ賞は、持続可能な開発目標(SDGs)に基づく5つの部門、すなわち保健、食品、エネルギー、水資源、グローバル・ハイスクール部門によって構成されています。この賞は、特に恵まれない地域の活性化に寄与する中小企業やNPO、そして次世代のリーダーを育成するための教育機関の取り組みを評価します。
賞のディレクターであるラムヤ・ファウワズ博士は、アジア地域における持続可能な発展の重要性を強調し、「過去数年間、アジアからの応募内容の質の向上は目覚ましく、新技術を利用した人道的影響の実現に向けた取り組みが反映されている」と述べています。
応募対象となる活動は多岐にわたり、農村部の医療技術へのアクセス促進、持続可能な農業の推進、無電化地域のエネルギーアクセス向上、安全な飲料水や衛生ソリューションの提供、教育および研修の強化など、様々な分野に及んでいます。
また、賞の評価は厳密な3段階のプロセスで行われます。第一段階は国際的な研究機関による適正評価、第二段階では専門家による選考、最終段階で受賞者が決まります。グローバル・ハイスクール部門に関しては、世界6つの地域から各1校ずつ選出されます。この地域は南北アメリカ、サハラ以南のアフリカ、中東・北アフリカ、欧州・中央アジア、南アジア、東アジア・太平洋地域です。
評価の基準は影響力、革新、感化の3つであり、特に人々の生活質の向上やプロジェクトの持つ変革の可能性、さらには他者へのインスピレーションを与える能力が重視されます。応募が行われるグローバル・ハイスクール部門では、未稼動のコンセプト段階のプロジェクトも対象となり、それにより次世代のリーダーに必要なスキルを養う機会が与えられます。
2020年の受賞者は、2020年1月に行われるアブダビ持続可能性週間の中で発表される予定です。詳細は公式サイト(www.ZayedSustainabilityPrize.com)をご覧ください。持続可能な未来を目指す皆さんのチャレンジをお待ちしております。
会社情報
- 会社名
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Zayed Sustainability Prize
- 住所
- PO Box 54115 アブダビ アラブ首長国連邦
- 電話番号
-
971-2653-3333