昆虫博士と行く!いなぎめぐみの里山での自然観察体験
2023年7月26日(日曜日)、生活協同組合パルシステム東京が開催した昆虫観察会が、東京都稲城市にある「いなぎめぐみの里山」で行われました。このイベントには、昆虫少年少女を含む家族21組が参加し、専門家による指導のもとで様々な昆虫を観察しました。
人気企画の実施
今回の観察会は、利用者家族約50組からの応募を受けての抽選によるもので、非常に人気のある企画です。会場となったいなぎめぐみの里山は、約2.5ヘクタールの広さを誇る自然保護地域として指定され、多様な植生が広がっています。参加した子どもたちは、その環境の中で昆虫の観察にワクワクしながら臨みました。
昆虫学者である須田真一さんが講師として参加し、子どもたちに昆虫の生態や特徴を説明しました。須田さんは「虫の気持ちになって、どこにいるべきかを想像しながら探してみてください」とアドバイスし、観察会は始まりました。
様々な昆虫の発見
参加者は、里山の中を散策しながら、約20種の昆虫を発見しました。参加していた子どもたちは、シャチホコガの擬態について知識を披露しながら、熱心に昆虫を探しました。「自然の中では虫を見つけるのが楽しい」と保護者も興奮の声を上げました。
捕まえた昆虫は、須田さんが一匹ずつ確認し、その特徴や生態について解説しました。例えば、アリジゴクは独特の歩き方で知られ、その進化の過程を学ぶことができました。須田さんは「昆虫は不必要な機能を退化させ、必要な進化にエネルギーを集中させている」と説明し、参加者に興味深い話を提供しました。
環境保全への取り組み
観察会の実施だけでなく、地域環境の保全に向けたパルシステム東京の取り組みも評価され、2026年1月には東京都から「第2回Tokyo-NbSアクションアワード」の中小規模法人部門優秀賞を受賞しました。これは地域コミュニティの形成や生物多様性の保全に貢献している点が理由です。
いなぎめぐみの里山は2004年に開設され、大都市化が進む中で自然の価値を再確認し、多様なイベントや活動を通じて地域の人々と交流を深めています。現在は、株式会社nuucotoが管理を行い、年間を通じて多くの地域住民や利用者が参加しています。
ご家族の感想
参加した家族からは、「都内に住んでいると、じっくりと昆虫を観察する機会が少ないのですが、非常に良い経験になりました」との声が寄せられました。また、須田さんの話は大変興味深く、昆虫一つ一つに対する詳しい説明も参加者に喜ばれました。
これからもパルシステム東京は、利用者や地域コミュニティとの協力を通じて、都内の生物多様性保全を進めていく予定です。自然との共生を大切にし、次世代にもその魅力を伝えていく活動を期待しています。