マンションの買い時
2026-09-19 10:07:20
マンション購入の新常識:買い時を見極めるより避けるべき物件を探す
マンション購入の新常識:買い時を見極めるより避けるべき物件を探す
マンション購入を検討する際、多くの人が「買い時」を気にします。しかし、果たしてその考え方が正しいのでしょうか。最近の調査結果から、マンション市場では「買い時」を見極めることよりも、「買ってはいけない物件」を選別することの方がはるかに重要であるということが明らかになりました。
買い時を待つリスク
2020年から2026年にかけて、東京23区内の売出価格が平均8000万円以上のマンション170,792件に関するデータが収集され、分析が行われました。市場では、一般的に「買い時」とは価格が下がる時期を指すとされています。多くの人が価格が高い今は待った方が良いという考えを持っています。しかし、この考えにはリスクがあります。
マンション価格は、価格を押し下げる要因と押し上げる要因が同時に存在し、そのバランスで形成されています。つまり、いつ価格が下がるのかを見極めることは非常に難しいのです。金利が上がると住宅ローンの返済が厳しくなり、結果としてマンションの買える価格が下がる可能性があります。また、景気が悪化すれば住宅需要が減少し、それに伴って価格の下落を招くこともあります。
新築マンションの価格維持メカニズム
一方で、インフレや建築費上昇も影響を及ぼします。現在の日本の住宅市場では、新築マンションの価格を保持する要因が存在します。土地の取得費用や建築資材の価格が上昇しているため、開発業者が過去と同じ価格で新築を提供することは難しくなり、その結果価格水準が高止まりしやすいわけです。これにより、中古マンション価格も影響を受けるのです。
名目価格と実質価格の視点
重要なのは「名目価格」と「実質価格」の違いです。例えば、名目価格が大きく下落しないこともあります。その間に物価や賃金が上昇すれば、実際の負担感は低下します。逆に、名目価格が下がっても物価が上昇すれば、実質的な価値は変わらないこともあるのです。つまり、マンション価格がいつ下がるかという一点のみに着目するのではなく、相対的にその価格がどう評価されているのかを考える必要があります。
流動性を重視した選択
そこで、マンション購入の際には、「いつ買うか」ではなく「何を買うか」に視点を移すべきです。流動性、つまり在庫の動きが重要な指標になります。人気があり流動性の高いマンションは、価格を大きく下げなくても売却できる可能性が高いです。
逆に在庫が増えているマンションは、価格に対する評価が低い可能性が高いです。在庫の動向は、売れ行きと市場の評価がどうなっているかを示すサインと考えることができます。例えば、しばらく在庫が増え続けているマンションは、買ってはいけない物件として注意が必要です。
シンボリックな高価格帯マンション
レポートでは、高価格帯のマンションに関する在庫推移が示されています。在庫の動きは、売れ残りや流動性の指標として評価すべきです。流動性の高い物件は価格が維持され、時には上昇する可能性もありますが、流動性が低い物件は価格調整を強いられることになります。
まとめ
マンション購入に関する考え方は、「買い時を探す」から「買ってはいけないマンションを避ける」へとシフトすべきです。そのためには、在庫の推移やマーケットからの評価を継続的に観察することが重要です。また、立地や築年数、管理状態なども考慮しながら、総合的な判断が求められます。
中古マンション市場がさらに重要性を増す中で、流通している物件の維持管理にも注意を払うべきです。特に継続的な管理と適切な修繕計画が、将来的な資産価値の維持に直結するからです。これからのマンション購入においては、冷静かつ総合的な視点を持つことが重要です。これにより、長期的な価値を見据えた賢い選択ができるでしょう。
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福嶋総研
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