渋沢栄一企画展
2014-10-01 11:00:06
渋沢栄一の商業思想を体感する企画展が開催されます
2014年10月4日から11月30日まで、渋沢史料館にて特別企画展「商人の輿論(よろん)をつくる! ~渋沢栄一と東京商法会議所~」が開催される。この企画展は、企業の原点を探るシリーズの一環として実施されており、渋沢栄一の業績とその思想がどのように現代に影響を与えているかを見つめ直す機会となる。
企業家として日本の商業発展に寄与した渋沢栄一は、約500社の企業設立に関与しただけでなく、商業団体を通じて経済に関する様々な意見を広める重要性を説いた。この展覧会では、東京商法会議所の設立とその活動を中心に、渋沢の思想やビジョンに触れることができる。展示されるのは、渋沢史料館が貴重な資料として保有する東京商法会議所創立に関わる史料と、明治時代の活動を示す約50点だ。
特に注目すべきは、1877年の設立願書や1881年の議事規則など、実際の歴史的資料が数多く展示される点である。これにより、来場者は東京商法会議所の成り立ちや、渋沢栄一の商業に対する熱意を直接感じることができる。
また、子供向けの「キッズパネル」も用意されており、若い世代が渋沢の業績や商業の重要性を理解しやすいよう工夫されている。
企画展の開催期間中には、特別入館日が設けられており、10月4日、5日、11月9日は入館料金が無料となる。入館料は大人300円、学生100円とリーズナブルで、多くの人々に訪れてもらいたいという思いが伝わってくる。
さらに、11月7日にはシンポジウム「東商の挑戦―渋沢栄一の精神を生かして」が開催される。このイベントでは、複数の識者がパネリストとして参加し、渋沢の思想がどのように現代に影響を及ぼしているか、及びその実践について議論が交わされる予定だ。事前申し込みが必要で、参加費は無料なので、興味のある方は是非参加を検討してみてほしい。
この企画展は、渋沢栄一のビジョンを知り、商業活動の意義を再認識する貴重な機会であり、訪れる誰もが学びや気づきを得られるイベントとなっている。渋沢史料館へのアクセスは非常に便利で、都心に位置しているため、多くの人々が訪れることを期待したい。
詳細な情報や最新のイベント情報は、公式ホームページやFacebookページを通じて随時更新される。興味のある方は、ぜひ訪問し、渋沢栄一の世界に触れてみてはいかがだろうか。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人渋沢栄一記念財団
- 住所
- 東京都北区西ケ原2-16-1
- 電話番号
-
03-3910-2314