2024年広告費詳細
2025-03-12 11:49:58

2024年 日本の広告費:インターネット広告が過去最高に更新

2024年 日本の広告費:インターネット広告の成長



日本の広告市場が新たな高みを迎えています。2024年の総広告費は前年比104.9%を記録し、7兆6,730億円に達しました。なかでもインターネット広告は特に目立つ成長を見せており、社会のデジタル化の波に乗って前年比109.6%で、3兆6,517億円という過去最高の数字を叩き出しました。

この成長の背後には、特にビデオ広告とソーシャルメディア広告の急激な伸びがあります。インターネット広告媒体費は、まずビデオ広告が前年比123.0%の8,439億円、さらにソーシャル広告が1兆1,008億円と、推定開始以来初めて1兆円の大台を超えました。

インターネット広告の内訳



インターネット広告媒体費の中での構成比を見てみると、検索連動型広告が最大で40.3%を占めています。これは広告種別の中でも最も高い数字で、引き続き高いニーズを持った分野です。その後にビデオ広告が28.5%、ディスプレイ広告が25.8%と続きます。

特に注目したいのは、ビデオ広告の構成比が初めてディスプレイ広告を上回ったことです。このことは、消費者の視覚的な体験が広告においてより重要になってきていることを示しています。

2025年の予測



今後の見通しも明るく、2025年にはインターネット広告媒体費が前年比109.7%で3兆2,472億円に達すると予測されています。具体的にはビデオ広告が前年比114.7%で9,677億円、ソーシャル広告も引き続き良好な成長を遂げると見込まれています。

広告手法の変化



広告の取引手法についても重要な変化が見られます。運用型広告は前年比111.1%の2兆6,095億円で、広告媒体費の88.1%を占めています。この割合は年々増加しており、予約型広告や成果報酬型広告との違いが顕著になっています。

また、ビデオ広告は運用型と予約型がともに好調に推移しており、インストリーム広告とアウトストリーム広告の成長率も拡大しています。特に運用型のビデオ広告は計算上ミスなく機能しており、広告主にとっても魅力的な選択肢となっています。

ソーシャル広告市場



ソーシャル広告は他の広告タイプの中でも特に成長が著しいです。ソーシャルメディアで展開されるこの広告は、前年比113.1%で遂に1兆円を超えました。この成長は、SNSや動画共有サイトの活用度が増していることを反映しています。

まとめ



総じて、2024年の日本における広告業界はインターネット領域での劇的な成長を見せています。特にビデオ広告とソーシャル広告の成功がことで、今後の広告戦略に新たな視点をもたらすことでしょう。2025年に向けて、この勢いが持続するのか注目です。電通グループの分析によると、全広告市場においてデジタル広告は不可欠な存在になりつつあります。これからも、インターネット広告の動向に注目が集まることでしょう。


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