豊田高専出身のスタートアップ、株式会社NAGARA
愛知県名古屋市昭和区に本社を構える株式会社NAGARA(ナガラ)は、最近シードラウンドで6200万円の資金調達を成功させました。この資金調達は、Theta Times Venturesをリード投資家として、株式会社エフベンチャーズや他の著名な投資家からも支援を受けて実施されました。
NAGARAは何を目指しているのか?
株式会社NAGARAは「やりたいことに専念できる社会を実現する」というミッションを掲げ、介護業界の課題解決を目指しています。この会社は、介護士が本来のケア業務に専念できる環境を整えることで、人同士のつながりを最大化することを目指しています。
「ながらかいご」サービスの魅力
NAGARAはその主力サービス『ながらかいご』を通じて、介護現場の業務効率化を図っています。このサービスでは、介護士が利用者との会話をしながら、音声を入力するだけで介護記録や報告書がAIによって自動で生成されます。IT機器に不慣れなスタッフでも簡単に使用できることから、高い導入効果が得られるとされています。
具体的には、次のような機能が搭載されています:
1.
音声介護記録: 普通の会話をするだけでデータがリアルタイムでドキュメント化されます。
2.
自動報告書作成: 日々の記録と介護計画に基づく報告書を自動的に作成。
3.
自動議事録作成: 介護現場での会議などの録音内容を基に、自動で議事録を生成。
4.
AIエージェント機能: 使用することで、その介護施設に適したAIが自動構築されます。
資金調達の背景と展望
NAGARAは、創業からわずか2ヶ月で41施設でサービスのトライアルを開始しました。その進捗を維持し、さらなる成長を目指すために、採用を強化する必要があると判断。今回の資金調達は、そのための重要なステップです。
今後は、サービスの開発体制の強化や営業体制の改善、大学と自治体との共同研究も行う計画が立てられています。
投資家からの期待の声
NAGARAに対して寄せられた投資家のコメントは、同社の成長可能性を期待するもので溢れています。Theta Times Venturesの北尾氏は、介護産業の大きな市場性と新技術の重要性を強調し、岡田CEOのビジョンに強く感銘を受けたと述べています。
また、F Venturesの両角氏も岡田氏の高いコミットメントやリーダーシップに注目し、AIが介護分野に革新をもたらす可能性に賛同しています。
岡田CEOの壮大な夢
岡田一輝CEOは、「介護士と高齢者を救いたい」という強い信念を持ち、起業へと踏み出しました。去年、介護現場での現実に触れたことが起業のきっかけとなり、技術の進歩が人々の生活にこと呼応する社会を夢見ています。
採用方針と今後の展望
NAGARAは「日本一の成長速度で、圧倒的ユーザー体験を届ける」を企業文化として掲げています。急成長を続ける中、新たなメンバーも募集中です。より良い介護サービスを共に創る仲間を探しています。
詳細な採用情報は、NAGARAの公式サイトにて確認できます。
まとめ
このように、株式会社NAGARAの「ながらかいご」は、介護現場における業務効率化を実現し、介護士がより人に向き合える時間を取り戻す手助けをするサービスとして注目されています。今後の成長が期待されるこのスタートアップから目が離せません。