LOOPARTSが『1stRound』第14回支援先に採択!
宮城県仙台市を拠点とするルーパーツ株式会社(LOOPARTS)が、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)が運営する国内最大規模の創業成長支援プログラム『1stRound』の第14回支援先として選ばれました。
アルミニウムリサイクルの革新
LOOPARTSは、高度なリサイクル技術を駆使し、特に「アルミニウムのアップグレードリサイクル技術」に注力しています。アルミニウムは鉄の次に生産されている金属であり、2040年までにその需要が1.5倍に達すると予測されています。しかしながら、従来のリサイクルプロセスでは、リサイクルをするごとに原材料の品質が低下する「ダウングレード」問題が発生し、高純度のアルミニウムを得るには新たに製錬する必要があります。この問題を解決するために、LOOPARTSは東北大学の朱鴻民教授が開発した「UPLOOP」技術に取り組んでいます。
UPLOOP技術の特長
この技術は、溶融塩電解技術を利用し、アルミニウムのスクラップから高純度の金属を直接製錬することが可能です。また、省エネルギー性に優れ、電力消費を従来工程の約3分の1に抑えることができます。この方法により、アルミニウムだけでなく、銅やシリコンなどの不純物も個別に回収し、再資源化することができます。
現在、LOOPARTSはベンチスケールでの実証実験を行っており、2030年には商業化を目指しています。UPLOOP技術はアルミニウムだけでなく、レアアースなど他の重要資源にも応用される可能性があります。
1stRoundの多面的な支援
『1stRound』は、大学と研究機関が共同で行う創業支援プログラムで、資金支援やビジネスパートナーとの連携を通じて、技術の実証を促進します。2019年に名称を『1stRound』に変更し、コーポレートパートナーの参加を得ることで更なる拡大を図っています。過去の採択企業は90%以上の資金調達成功率を誇り、多くの企業との協業が実現しています。
LOOPARTS代表のコメント
LOOPARTSの代表取締役である滝本康平は、『1stRound』に採択されたことを光栄に思い、支援を最大限に活用して技術の実証と事業化を加速させる意向を示しています。また、資源循環の新しい選択肢を社会に実装するために、さらなる努力を続ける考えです。
終わりに
LOOPARTSの試みにより、アルミニウムのリサイクルプロセスが根本から変わる可能性があります。リサイクル技術の進展は、環境問題の解決にも寄与するものと期待され、多くの注目が集まるでしょう。今後の開発に期待が寄せられます。