名古屋市不登校支援
2025-09-17 12:45:00

名古屋市、富士ソフトの教育メタバースで不登校支援実証事業を推進

名古屋市、富士ソフトの教育メタバースで不登校支援を強化



名古屋市は、富士ソフト株式会社が提供する教育メタバース「FAMcampus」を活用し、不登校支援の実証事業に取り組んでいます。この取り組みは、2年目を迎え、新たに多様な学びの場を提供することを目指しています。特に、家から出にくくなっている子どもたちに対して、安心できる居場所と交流の機会を提供し、社会的自立を促すことがその主な目的です。

不登校の現状



文部科学省の調査によれば、2023年度における小・中学校の不登校児童生徒数は34万6,482人と過去最多を記録しました。これは11年連続での増加であり、教育分野における重要な課題となっています。この背景を受けて、文部科学省は「COCOLOプラン」や「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」を立案し、支援の強化を図っています。

名古屋市もこれを受け、不登校支援において革新的な方法を追求しています。この中で、FAMcampusの存在が大きな役割を果たしています。

FAMcampusの活用



FAMcampusは、子どもたちに安全なオンライン空間を提供し、学習やコミュニケーションの新たな機会を創出することを目的としています。富士ソフトが2022年に開始したこのメタバースは、以下の4つの要素で構成された不登校支援パッケージを提供しています。
1. メタバース空間
2. カリキュラム
3. 専門の講師
4. 不登校支援専門員

このパッケージによって、不登校児童生徒が学びやすい環境が整えられ、安心して交流できる枠組みが設けられています。2023年度には、名古屋市の小・中学校で5,888人が不登校として登録されていますが、その中でも相談や指導を受けていない子どもたちに、快適な学びの場を提供し、サポートしていきます。

今後の取り組み



2025年度からは、さらなる新機軸として、よりリアルなオンライン授業や「展示会」が実施される予定です。これにより、参加者は外部の環境にも目を向けることができ、地域学習にも役立つコンテンツが期待されています。実験や植物観察をリアルタイムで行う授業は、実際の現場とつながることでより臨場感のある学びを提供します。

また、授業の成果物や思い出の写真などは、FAMcampus内部のギャラリーに展示され、子どもたちが自己表現を行う場として機能します。この取り組みは、他者への関心を育む機会ともなり、交流を促進します。

未来への展望



富士ソフトは、教育メタバースを用いた不登校支援に引き続き取り組んでいくことを表明しています。新しい居場所や学びの選択肢を提供することを通じて、子どもたちの未来をより明るいものにするための支援を続けていきます。

名古屋市のFAMcampusを通じた不登校支援実証事業は、教育の未来に向けた重要なステップです。この新しいアプローチが、多くの子どもたちの成長につながることを期待しています。


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会社情報

会社名
富士ソフト株式会社
住所
神奈川県横浜市中区桜木町1-1
電話番号
045-650-8811

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