震災後の水産業を支える新プロジェクト『UOYA』の挑戦
株式会社パソナ農援隊は、東日本大震災によって影響を受けた地域の水産業の復興を目指し、新たなプロジェクト『UOYA(うおや)』を始動させました。本プロジェクトは、被災地の水産加工業者39社が参加し、新しい商品開発や販路開拓を支援することを目的としています。
プロジェクト開始の背景
令和7年度復興加工EC販路マッチング支援事業として、水産庁の補助金を利用。震災後、被災地の水産加工業者は復旧作業を進めてきましたが、販路の確保・拡大が依然として大きな課題となっています。地域の特性を生かしながらこれらの製品の価値を高め、安定した販売ルートを確立することで、収益を向上させることが求められています。
このプロジェクトは、農業分野で培ったノウハウを水産業にも応用し、地域の事業者と共に新たな価値を創出。消費者との新たな接点を開くため、さまざまな取り組みを行います。
プロジェクトの具体的な活動内容
『UOYA』では以下のような活動を展開予定です:
- - 百貨店での催事イベント:関西や首都圏で、被災地の水産加工品を紹介するイベントを行います。
- - ECサイトとの連携:オンライン販売の強化を図り、発送無料キャンペーンを実施します。
- - WEBメディアを活用したストーリー発信:作り手の背景や、商品への想いをSNSやウェブサイトを通じて伝えます。
このプロジェクトを通じて、魚を中心に築かれるストーリーや地域文化を全国に届け、持続可能な地域経済を構築していくことを目指しています。
参加企業の取り組み
39社の水産加工業者の中には、復興を果たした商品も多くあります。以下に代表的な取り組みを紹介します:
- - おびすや(福島県):震災後に復活した「おびすやの佃煮」を全国へ。
- - 株式会社ヤマウチ(宮城県):地元漁師と協力し、新商品開発を行う。
- - 有限会社ヤマキイチ商店(岩手県):三陸産を使用した高付加価値の加工品。
- - 株式会社サラヤ保﨑商店(千葉県):勝浦産の新鮮な刺身を贈答品として提供。
これらの企業は、地域の資源を活かした商品開発に取り組んでおり、消費者のニーズに応えています。
最後に
『UOYA』プロジェクトは、被災地水産加工業の新たな可能性を広げるものであり、時間をかけて地域経済の復興を支える役割を果たすことでしょう。このプロジェクトには、私たち消費者も注目し、その成功を支えることで、復興の希望を感じ取ることができます。
プロジェクトの詳細については、ぜひ
UOYAの公式サイトをご覧ください。また、問い合わせはパソナ農援隊の事務局までどうぞ。