LayerXが150億円を調達、資金調達ランキング1位に
スタートアップの資金調達状況が明らかになりました。2025年9月の調査結果によると、バックオフィスSaaSとして知られるLayerXが、150億円の資金を調達し、堂々の1位に輝きました。この調達額は、同社がシリーズBラウンドで得たもので、AIや大型言語モデル(LLM)を活用して、企業のバックオフィス業務を効率化するサービス「バクラク」によるものです。
LayerXの「バクラク」は、企業における稟議、経費精算、請求書処理、法人カード管理などの業務を自動化し、AIエージェントがそのプロセスを支援します。このシステムは、すでに15,000社以上に導入されており、特に2024年には人事領域における勤怠管理などにもサービスを拡張する予定です。また、大企業に展開される生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」も提供しており、業務成功に向けたさらなる進展を図っています。
2位は京都フュージョニアリング
続いて2位には、核融合炉に必要な加熱システムを開発する京都フュージョニアリングが名を連ねています。同社は、シリーズCラウンドで53億円を調達しており、目指すのはフュージョンエネルギーの社会実装です。具体的には、核融合炉の構成要素であるフュージョン熱サイクルシステムや燃料サイクルシステムを研究開発しており、国際連携による研究体制の構築にも注力しています。
3位はラボル
3位には、オンライン金融サービス「labol」を運営するラボルが32億円を調達しました。このサービスは、AIを利用した与信モデルを使い、フリーランス向けに請求書の買取やクレジットカードの後払い機能を提供しています。特に2024年のフリーランス保護新法の施行により、今後の需要が期待されています。
まとめ
これらのスタートアップが示すように、日本のスタートアップエコシステムはますます活発化しています。LayerXはその中心的存在として、AIによる業務効率化を進めることで、ビジネスの未来を切り拓いています。また、京都フュージョニアリングやラボルのような企業も、それぞれの分野で新たな道を切り開いており、日本のスタートアップがグローバルに競争していく上での期待が高まっています。
ぜひ、今後の展開にも注目しましょう。最新の投資情報やスタートアップの詳細については、フォースタートアップスの提供する「STARTUP DB」をチェックすることをお勧めします。