データを活用した新しい観光の形
Vpon JAPAN株式会社が公益財団法人大阪観光局と協力し、大阪の観光マーケティングを推進するためデータドリブンな観光管理プラットフォーム「大阪観光DMP」の無償版を公開しました。この取り組みは、特に来年度の大阪・関西万博を見据えたものであり、観光データの活用が期待されています。
大阪観光DMPとは
大阪観光DMP(Data Management Platform)は、大阪観光局が2018年から構築してきたプラットフォームで、観光に関する多様なデータを一元化し可視化することを目的としています。これにより、観光業界の関係者がデータを通じて戦略的な判断を行い、効果的なマーケティング活動を展開できるようになります。
無償版では、次のようなデータが提供されます:
- - 大阪観光局が実施した国内外観光客の動向調査結果
- - 大阪観光局公式サイト「OSAKA-INFO」のアクセス解析データ
- - 大阪観光アプリ「Discover OSAKA」のユーザートレンドデータ
- - 観光庁から提供されるオープンデータ
私たちの周囲にあふれるデータを最大限に活用することで、競争が激化する観光業界においても、各地域が独自の魅力を発信できるようになります。
万博に向けた期待
2025年に開催される大阪・関西万博は、国内外から多くの観光客を迎える事業であり、観光局はこの機会を利用して地域の魅力を広めることを目指しています。DMPによって集められたデータは、大阪だけでなく、各地の観光戦略やプロモーションに貢献することが期待されています。特に万博が開催されることで、国内外からの交流人口が増加し、それによって得られる観光効果が広範囲に及ぶことが予想されます。
自由に利用できるデータ
DMPは観光業界に携わる企業や団体にとって非常に有用なリソースとなります。利用者は、提供されたデータを活用して、お互いの観光マーケティング活動を強化することが可能です。ただし、データを資料に使用する際は、必ず出典元を「(公財)大阪観光局」と記載する必要があります。
Vpon JAPANの役割
Vpon JAPANは「データやデジタルの力で日本の魅力を世界に伝える」という理念のもと、インバウンドとアウトバウンドマーケティングの支援を行っています。同社は独自のAI技術を駆使し、国内外の観光業を俯瞰することで、観光振興を後押ししています。Vpon JAPANの支援により、大阪観光局はこの大規模なデータ活用の取り組みを実現することができました。
結論
データドリブンな観光マーケティングは、今後の観光業において欠かせない要素となります。Vpon JAPANと大阪観光局の取り組みは、観光客のニーズに応える新たな観光戦略の基盤を作る可能性を秘めており、観光業界全体に波及する影響を持つでしょう。無償版のDMPは、利用者に新たな機会を提供し、地域の魅力発信を促進する重要なインフラとして期待されています。
参考情報