ウエットマスター株式会社、業務の効率化を実現
ウエットマスター株式会社は、近年業務用・産業用の加湿器を手掛ける中で、業務プロセスの見直しを図りました。その結果、インフォテック株式会社が提供するクラウド型ワークフローシステム「Create!Webフロー Cloud」の導入を決定し、業務の電子化を成功させたのです。
導入の背景
これまで、ウエットマスターでは部品設計図の検図や承認を紙ベースで行っていました。この方式には多くの課題が存在しました。特に課題となっていたのは、部品図面の受け渡しにかかる時間でした。紙の原本を回覧するため、担当者同士のやり取りが煩雑であり、効率的とは言えませんでした。
さらに、図面原紙を探したり、差し替えたりする手間は、担当者の業務負担を増加させる要因にもなっていました。このような状況から、ウエットマスターでは業務フローを見直し、紙から電子へとシフトする必要が迫られていました。
Create!Webフローによる業務改善
「Create!Webフロー Cloud」の導入後、同社では承認業務に劇的な効率化が見られました。これにより、以下のような効果が得られています。
- - 手書きサインの不要化: 紙原本での手書きサインが必要なくなり、承認者が不在の場合でもプロセスが滞ることがかなり減少しました。
- - 図面のPDF化と共有: 図面がPDF化され、クラウド上で常に最新版が共有できるようになりました。これによって、旧版が混入するリスクも解消されています。
- - 業務の自動化: 図面管理システムとのAPI連携により、作図から承認、保管に至るまでの流れが自動化され、年間600時間もの業務時間を削減することができるようになりました。
Create!Webフローの特徴
「Create!Webフロー」は、長年紙で運用されてきた申請業務をスムーズに電子化するために設計されています。新たに導入する際の不安を軽減するため、既存の帳票やExcelのレイアウトをそのまま画面上に再現できる機能が豊富です。このため、ユーザーは直感的に操作でき、教育コストを削減できます。
導入後の展望
ウエットマスターでは、「Create!Webフロー Cloud」を導入したことによって得た成果を基に、他の業務部門でもさらなる電子化を推進していく意向があります。その際、段階的な導入が可能である点も同社にとって大きなメリットです。
ウエットマスターの成功事例は、他の企業にも活かされる可能性があり、今後の業務プロセス電子化のモデルケースとなりそうです。
会社情報
所在地: 東京都新宿区中落合3-15-15 WM本社ビル
代表: 田浦 浩之
設立: 1969年11月
資本金: 1億円
従業員数: 211名
事業内容: 業務用・産業用加湿器などの開発・製造・販売
公式ウェブサイト
所在地: 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー
代表: 山田 智次
設立: 1969年10月
資本金: 2億500万円
事業内容: ソフトウェアの開発・販売
公式ウェブサイト