NTTデータ、飲食店向け経営管理プラットフォームに新たなデータ分析機能を追加

NTTデータが飲食店管理に新機能追加

株式会社NTTデータバリュー・エンジニアが、飲食店経営管理プラットフォーム「FLARO」に新たなデータ分析機能を提供開始しました。株式会社flaroが展開する「FLARO」は、2022年にリリースされ、すでに800店舗以上に導入されている急成長のシステムです。データマネジメントに特化したNTTデータバリュー・エンジニアは、飲食店経営における様々なデータを活用するための新機能を開発し、飲食業界の効率化をさらに進めることを目指しています。

新機能の特徴

今回のシステム追加により、いくつかの便利な機能が導入されました。これにより、飲食店経営者は日常業務や経営判断において、データをより活用しやすくなります。

1. 店舗スコアリング機能
ユーザーが重点項目を自由に設定し、各店舗を評価できます。これにより、従業員が各店舗の成績を把握するための指標が提供されます。

2. 売上需要予測
AIを活用して、月中に月末の売上を予測します。この機能により、経営者は進捗を把握しやすくなり、予算達成に向けた計画を立てやすくなります。

3. セルフBI機能
必要な業務データをCSV形式でダウンロード可能。これが経営管理資料の効率化を助けます。

さらに、他のクラウドサービスとのデータ連携により、原価管理も行えるようになりました。これにより、経営者は食材費の正確な把握が可能となり、より詳細な経営戦略が立てられます。実際にこの新機能を用いたユーザーからは、リアルタイムで即時に経営判断ができるようになったとの声が寄せられています。

「FLARO」とは

「FLARO」は、勤怠管理、日次決算、人事情報などを一元管理し、飲食店に必要な業務を効率化するためのプラットフォームです。売上や仕入れ情報が自動集計され、AIによる予測により今後の売上も予測します。また、顔認証による勤怠管理が導入されており、手入力によるエラーを減少させ、データの精度を高めることが可能です。2023年の初頭から利用が始まり、短期間で800店舗からの支持を集めています。

NTTデータバリュー・エンジニアの役割

飲食業界向けのデータマネジメントを専門とする同社は、現在、2,000件以上のデータ関連プロジェクトに取り組んでいます。企業や組織のニーズに応じた情報活用を支援し、データの統合や管理、運用に関する様々な相談にのっています。このような背景から、データ分析や活用の領域にまで事業を拡大しています。

今後の展開として、2024年度中に生成AIを活用した店舗支援機能のβ版提供を予定しており、さらに飲食店経営の質を向上させることが期待されます。