カシワバラ・コーポレーション、賃貸管理事業の強化に舵を切る
カシワバラ・コーポレーション(以下、カシワバラ)は、2025年9月30日をもって、建物の賃貸管理を専門とする「株式会社賃貸経営サポート」(以下、賃貸経営サポート)の全株式を取得し、完全子会社化した。この動きは、カシワバラグループの総合建物管理サービスを強化するための一環であり、特に賃貸管理事業への本格的な参入が期待されている。
カシワバラの背景と成り立ち
1949年に創業されたカシワバラは、インフラメンテナンスやマンションの大規模修繕、内装リフォーム事業など、住環境に関わる広範なサービスを提供してきた。今日では、住宅ローンや不動産開発、戸建て住宅の管理まで、そのサービスの領域は多岐に渡る。
グループ会社である「株式会社カシワバラ・デイズ」は、「暮らしのコーディネーター」として、分譲マンションやオフィスビルの管理を通じて、居住者の生活を幅広く支援してきた。このたび、賃貸経営サポートの参画は、カシワバラグループにとって、賃貸管理の新たな段階を迎えることになる。
組織の進化と目的
賃貸経営サポートは、大阪府の中心として3,695戸(2025年8月末時点)の賃貸物件を管理している。この資源を活用し、カシワバラグループは従来の建物管理を超えた「総合建物管理事業」へと進化を遂げることを計画している。お客様の多様なニーズに応えつつ、より深いシナジー効果を生み出すために、グループ各社との連携を強化する方針を示している。
期待されるシナジー効果
今後、賃貸経営サポートの加入により仲介事業やリフォーム、修繕などの関連事業においても、さらなる相乗効果が期待される。カシワバラグループが掲げる理念「世界を、広く、たくましく。」の実現に向けて、この新たな構造は重要な一手となる。この取り組みにより、住まいに関するトータルサポート体制を充実させ、収益基盤の強化を目指していく。
株式会社賃貸経営サポートの概要
- - 社名: 株式会社賃貸経営サポート
- - 設立年月: 2011年5月
- - 所在地: 大阪市中央区南船場3-1-8 南船場ドリームビル2F
- - 事業内容: 賃貸管理、建物維持管理、マンション管理
- - URL: 株式会社賃貸経営サポート
カシワバラ・コーポレーションのこれから
カシワバラ・コーポレーションは、長年の経験と実績を基に、国内外での事業展開を進めている。今回の完全子会社化は、単なる事業拡張ではなく、持続可能なビジネスモデルを構築し、顧客満足度の向上に寄与することを目指している。
カシワバラグループは今後も、新しい挑戦や進化を続ける企業として、業界内外からの信頼を得ていくことでしょう。これからの展開に期待が寄せられます。