ネクスティエレクトロニクスの運用改革
2026年5月26日、東京を拠点にするワタップ・ジャパンは、半導体および電子部品で世界的に高いシェアを持つネクスティエレクトロニクスへのIT統合モニタリング「WhaTap」の導入を発表しました。これは、グローバル受発注管理システムを支える重要な一歩です。
ネクスティエレクトロニクスは、シンガポールのデータセンターを中心に、10カ国20拠点での購買から物流まで、一貫した業務を行っています。しかし、従来のシステムでは、ログ解析の属人化やアラート設定の不備により、リアルタイムのトラブル検知が難しいという課題がありました。特に、インフラチームと開発チームが別々のデータを参照することで、迅速な情報共有が困難になっていました。
そこで、ネクスティエレクトロニクスは、「WhaTap APM (Java)」「WhaTap DBモニタリング (Oracle)」「WhaTap Serverモニタリング」を導入する決断を下しました。この選択により、システム全体の稼働状況がリアルタイムで可視化され、業務の運用効率が飛躍的に向上しました。
劇的な運用効率の向上
WhaTap導入の最大の利点は、アプリケーションとデータベース間の業務処理状況が可視化され、遅延や異常の発生時にはボトルネックを瞬時に特定できることです。これにより、ユーザーはワンクリックで原因調査に進むことが可能になりました。これまでは、情報が散在していたために、一つ一つの問題を解決するのに多大な時間を要していました。
加えて、アラート設定が以前よりも遥かに容易になりました。従来のメール通知に自社開発の架電システムを組み合わせ、異常が発生した際に重要なシステムの情報を即座に担当者へ伝える体制が整いました。このように、リアルタイムかつ効果的な情報共有を可能にすることが、ネクスティエレクトロニクスの運用の質を大きく改善しています。
さらに、障害が発生した際、WhaTap上の該当処理URLをITベンダーに直接共有することができるため、資料作成にかかる手間も大幅に削減されました。これにより、インフラと開発の担当者間で同じ情報を迅速に参照することが可能となり、障害発生時のスムーズな協業が実現しました。
監視体制の革新
これらの改善により、監視の死角が無くなり、迅速なトラブル対応が可能です。WhaTapは、リアルタイムな問題検知とMTTR(平均修復時間)の短縮を実現し、ネクスティエレクトロニクスのグローバルビジネスを根底から支える運用基盤として定着しました。今後、さらに多くの企業がこのような革新的なIT運用の確立に向けて動き出すことが期待されます。
ワタップ・ジャパンについては、IT統合モニタリングおよびオブザーバビリティサービスを展開しており、本社は韓国ソウルに存在します。日本では、サーバーやアプリケーション、データベースなどの運用環境における性能分析を行い、リアルタイムでの問題把握を支援しています。今後も、グローバル企業と競争しながら、より良いサービスを提供していくことが期待されています。