プロシップが業績修正と増配を発表
株式会社プロシップ(東証プライム:3763)は、2025年3月期の業績予想を上方修正し、さらに配当金の増配を発表しました。この決定は、同社の収益性向上に向けた取り組みの一環であり、特にインフラ業界における案件の進展が大きく寄与しています。
業績予想の修正内容
プロシップは、2024年5月に公表した業績予想を基に、売上高、営業利益、経常利益、そして当期純利益の見通しをいずれも上方修正しました。第3四半期までの業績は通期予想の67.9%に達しており、第四四半期における高い案件密度と新たな大型プロジェクトの進捗が寄与しているとのことです。この改善により、同社の業績は予想以上に回復基調にあることが明らかとなりました。
新技術の導入と効率化
特に注目されるのは、2024年12月にリリースされた新リース会計基準に対応したSaaSソリューション「ProPlus+」の成功です。この新製品は、リースに関する業務効率を劇的に改善するため、多くの企業から高い評価を得ており、販売費や一般管理費の抑制にも貢献しています。
新リース会計基準による需要は次年度以降に本格化する見込みです。これに伴い、プロシップは今後も「Speciality for Customer」という理念のもと、固定資産管理に関する専門性がさらに強化されるでしょう。
株主還元策と配当の増加
業績の良化に伴い、プロシップは配当性向を40%以上に維持する方針を採り、2025年3月期の期末配当金を1株当たり52円から55円に引き上げることを決定しました。この決定は、株主の皆様への積極的な利益還元を目指す企業姿勢を反映しています。
まとめ
プロシップの業績予想の上方修正と増配は、同社が推進する新技術の導入と経営効率改善によるものであり、これからの企業成長が大いに期待されます。投資家にとっても、今後の動向から目が離せない状況にあると言えるでしょう。引き続き、プロシップの動向に注目が集まります。