日本IBM、新たなパートナーシップを発表
日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)は、教育の平等を目指し、無償のオンライン学習プログラム「IBM SkillsBuild」において、パートナーシップの拡大と日本語の学習コンテンツの強化を行うことを発表しました。このプログラムでは、高校生や大学生に向けて、AI、サイバーセキュリティ、データ分析、クラウドコンピューティングなど、様々な技術分野を網羅した1000以上のコースが提供されています。なんと、このコースは日本語を含む20以上の言語でアクセス可能です。
新たなパートナー団体の紹介
今回、日本IBMは以下の非営利団体と新たに提携を結び、IBM SkillsBuildを通じてスキル習得の支援を更に強化します。これらの団体は、それぞれ異なる視点から教育の現場にアプローチしています。
- - 特定非営利活動法人企業教育研究会:この団体は千葉大学と連携し、高校生向けの企業連携授業を展開しており、その中でIBM SkillsBuildを活用して学生のスキルアップを図ります。
- - 一般社団法人デジタル人材共創連盟(デジ連):中高生のデジタル関連の活動を支援し、高校教員にIBM SkillsBuildを提供することで、全国の高校生のデジタルスキル向上を目指します。
- - 特定非営利活動法人日本科学振興協会(JAAS):科学の振興を目的とするこの団体は、大学生向けにIBM SkillsBuildのプログラムを通じて研究に必要なスキル支援を行います。
- - 特定非営利活動法人ReBit:LGBTQやマイノリティーの就職活動を支援する団体として、IBM SkillsBuildを通じて幅広い職業スキルの習得を促進します。
新しい学習コンテンツの提供
加えて、日本IBMは新たに「AIの基礎」や「サステナビリティーと技術の基礎」といった日本語コースをリリースしました。これらのコースを修了するとデジタルバッジを取得でき、学びの成果を証明できます。これによりスキルが確実に身に付き、就職活動やキャリア形成に有利に働くことでしょう。
IBMのグローバルな取り組み
特に、IBMは2030年までに3000万人にスキル支援を提供するという目標のもと、すでに1150万人以上の学習者がIBMのコースに参加しています。また、女性の経済的エンパワーメントを促進する「インド太平洋経済枠組み(IPEF)アップスキリング・イニシアティブ」にも力を入れ、100万人の女性に対して学びを提供する計画です。このような広範な活動は、教育機会の均等と質の向上に貢献しています。
未来への展望
今後も日本IBMは、非営利団体との協力を強化し、無償のオンライン学習により多くの人々にスキルアップの機会を広げていきます。科学技術がますます重要視される現代社会において、これらの取り組みは、多くの人々にとって有意義なものとなることでしょう。IBMの目指す「テクノロジーを通じた教育の普及」は、今次の一歩を踏み出しました。紀元への影響を与える教育の力を、今こそ実感する時です。