「NEW PORT」の提案
2024-08-01 12:25:23

新たなフードコートのスタイルを提案する「NEW PORT」とは

新しいフードコートのスタイル「NEW PORT」 近年、食事を楽しむスタイルが変わりつつあります。特に、新型コロナウイルスの影響で、人々の食事に対する考え方や行動が変わり、フードコートのあり方もその一つです。その中で、三菱地所・サイモン株式会社が運営するプレミアム・アウトレット系列では、宿泊客の体験を向上させるため、モバイルオーダーシステム「NEW PORT」を導入しました。このシステムは、顧客の待機時間を短縮するだけでなく、複数の店舗の食事を同時に注文できることが最大の特徴です。 ### モバイルオーダーの導入背景 フードコートでは、休日に来店すると店頭に長い行列ができることが頻繁にありました。特に家族で訪れた場合、各々が異なるメニューを選ぶためには、行列に並ぶ必要があり、結果として食事までの時間がストレスとなっていました。この課題を解決するために、「NEW PORT」は導入されました。 - 密を避ける需要の高まり:コロナ禍により、密を避けつつも美味しい料理を楽しみたいというニーズが高まったことも背景の一つです。 - 利便性の向上:モバイルオーダーを通じて、顧客は座席にいながらにして、簡単に追加注文が可能となり、ストレスのない食事体験が実現します。 ### 具体的な効果と取り組み 導入当初、顧客がモバイルオーダーシステムを利用することに躊躇しているという課題がありました。それを解消するため、割引クーポンの配布や、利用促進のためのサイネージなどを展開し、多くの方々に体験していただくことが優先されました。 この取り組みの結果、初回利用者が増え、客単価の向上にも貢献することができました。 実際の利用者からは、サイドメニューやオプションが一覧に表示されることで、思いがけない商品まで注文する機会が増えたとの意見も聞かれます。 ### フードコートの未来像 それでは、今後のフードコートはどのような姿を描いているのでしょうか。松尾さんは、「お静かに」とマナーを重視しつつ、混雑を感じさせない客席の配置や、モバイルオーダーを通じた効率的な注文体制の構築が必要だと強調します。また、多言語対応の注文ページや多様な決済手段の導入により、幅広い顧客層にアプローチすることも目指しているとのこと。 さらに、泉さんは、食事そのものをより楽しむための空間作りが今後の目標であると述べています。従来のフードコートの印象を一新し、ゆっくりと食事を楽しめるような環境を提供したいと考えているようです。 ### 定着化への挑戦 フードコートでのモバイルオーダーが浸透するためには、顧客の意識を変える必要があります。松尾さんは、さらに便利であることを実感させるための道のりが大変だとしつつ、共感を持てる食事体験を提供することに注力しています。 その過程では、どのようにしてモバイルオーダーが顧客の行動に自然に組み込まれるかがカギとなります。これからも、フードコートが新しい食体験を提供する空間として進化し続けることを期待したいと思います。




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会社情報

会社名
スカイファーム株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー7F
電話番号

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