岡山大学の2024年度夏季語学研修が成功裏に終了、異文化体験が学生に新たな気づきを与える

岡山大学の2024年度夏季語学研修が無事終了

2024年度の夏季語学研修および短期海外研修が、国立大学法人岡山大学のグローバル人材育成院によって成功裏に開催され、参加した全ての学生が日本に帰国しました。このプログラムは、オーストラリアのアデレード大学やイギリスのシェフィールド大学での語学研修に加え、タイでのAUN・国立六大学合同サマープログラム、シンガポールでの異文化体験プログラムも含まれています。合計で93名の学生が参加し、それぞれが貴重な体験を得ました。

研修を通じての気づき

参加した文学部の2年生、友次勇登さんは、自身の研修体験を振り返り、タイの農村地域を訪れたことが特に印象深かったと語ります。彼は「伝統を守りつつ持続可能な農業に取り組んでいる地方の姿に、とても驚きました。発展途上国でも持続可能な社会の考えが確立されていることに気づき、自分の目で実際に見ることができて良かった」と述べています。また、「今後もこのような体験を通じて学びたい」とも心掛けています。

海外留学の重要性

グローバル人材育成院の准教授、稲森岳央氏は、海外留学の意義について強調しました。「学生時代は非常に貴重な時間です。留学を迷っているなら、ぜひ行動に移してほしいと思います。どの国を選ぶかに拘らず、必ず自身の学びにつながる経験が得られるでしょう」と語り、学生たちに勇気を与えています。特に、異なる文化を持つ人々との積極的な交流が、自身の成長において重要な要素であると述べました。

グローバル人材の育成へ

語学研修は単なる学びの場を超え、学生たちが自分自身を見つめ直す貴重な経験となります。今回のプログラムを通じ、参加した学生たちは自身の成長やキャリアの可能性を広げる機会を得ました。グローバル人材育成院は、学生がこの研修を通じて得た知識をもとに、国際的な視野を持つ人材へと成長することを期待しています。

今後も岡山大学は多様なプログラムやイベントを通じて学生たちの挑戦を後押しし続けます。地域の中核を担う大学として、さらなる成果を上げていくことが期待されています。