日印道路交流会議と技術セミナーが開催された
令和6年10月7日、インドのニューデリーで「第10回日印道路交流会議」が国土交通省とインドの道路交通省の協力のもとに開催されました。この会議では、道路計画や橋梁の地震対策、道路舗装維持管理のテーマについて両国からの知見や取り組みが共有され、さらなる技術交流の継続が確認されました。
また、その2日後の10月9日、今度はムンバイにおいて「日印道路技術セミナー」が初めて行われました。このセミナーでは、海上道路に関連する建設や維持管理について課題が扱われ、日本からは技術のPRが行われました。
日印道路交流会議の概要
開催日: 令和6年10月7日
開催場所: インド・ニューデリー
出席者:
- - 日本側: 国土交通省 大臣官房審議官(技術・道路) 橋本 雅道、道路局企画課 国際室長 永尾 慎一郎 など
- - インド側: 道路交通省 局長(国際) カムレッシュ・チャトゥルヴェディ、課長(計画) ラジェシュ・クマール など
議事概要:
会議では、主に次の3つの共通テーマについて議論が行われました: 1. 道路計画 2. 橋梁の地震対策 3. 道路舗装維持管理。
各国の関連技術を紹介した後、意見交換が実施され、両国の知見を互いに活用していこうという合意が形成されました。
日印道路技術セミナーの概要
開催日: 令和6年10月9日
開催場所: インド・ムンバイ
出席者:
- - 日本側: 国土交通省 大臣官房審議官(技術・道路) 橋本 雅道、道路局企画課 国際室長 永尾 慎一郎、および発表参加企業4社(NEXCO東日本、IHIインフラシステム、JFEエンジニアリング、株式会社長大)
- - インド側: ムンバイ都市圏開発庁 副所長 Abhijeet Bhisikar氏、マハラシュトラ州道路開発公社 Chief Engineer S.K. Survase氏など
議事概要:
セミナーでは、ムンバイ湾横断道路(Mumbai Trans Harbor Link MTHL)やムンバイ沿岸海上道路の構想・計画が紹介され、その後日本の企業が海上道路に関する技術や取り組みについてプレゼンテーションを行い、参加者間で意見交換が行われました。これにより、両国の技術交流が今後も深まることが期待されています。
これらの交流は、日印間の道路分野における技術協力の枠組みを深め、具体的なプロジェクトにつなげるための重要なステップといえるでしょう。これからも両国の連携が注目されます。