渋谷レックス、ポジティブ・インパクト・ファイナンスによる新たな資金調達を発表
渋谷レックス株式会社は、株式会社東邦銀行との間で「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」の契約を締結し、資金調達を実施したことを公表しました。本案件は、東邦銀行が提供するPIFの第一号案件であり、渋谷レックスにとっても新たな一歩となります。
PIFとは?
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、企業の活動が経済、環境、社会に与える影響を評価し、ポジティブな効果の拡大とネガティブな影響の抑制を目的とした融資手法です。この手法では、金融機関が融資先企業の事業を分析しながら、達成すべき重要業績評価指標(KPI)の設定と、施策の策定をサポートします。渋谷レックスも具体的なKPIを設定し、それに基づいて業務を進めることで、成長と持続可能な社会への貢献を目指しています。
渋谷レックスの取り組み
渋谷レックスでは、以下の4つの重要なインパクトを掲げて取り組んでいます。
1. 高品質で安心・安全な菓子の提供
2. 多様な人材が活躍できる職場づくり
3. 環境への配慮
4. データプライバシーの取り組み
さらに、一般財団法人とうほう地域総合研究所から評価書を得て、これらの活動がポジティブ・インパクト金融原則に適合していると認定されています。これにより、地域社会への貢献と信頼性の確立を目指しています。
融資の詳細
今回の融資に関する契約は2024年8月30日に締結され、融資額は50百万円です。資金の使途は主に設備資金であり、特に事務所の改装費用に充てられます。これにより、働きやすい職場環境を整えることを目的としています。
サステナビリティ活動の強化
渋谷レックスでは、「流通の力で食文化を育て、幸せと感動を届ける」という経営理念のもと、国内外でのイノベーションに力を入れています。リモデルプロジェクトは、従業員が一丸となって職場環境を向上させる一環として位置づけられています。
社員の成長とエンゲージメント
また、従業員が主体的に行動し、組織の一体感やエンゲージメントを高めるための「GROW × GLOW UPプロジェクト」も立ち上げられました。このプロジェクトでは、具体的な行動指針を設け、社員一人ひとりが意識的にこれに基づいて行動することを促進しています。行動指針をオフィス内に配置することで、取り組みの浸透を図っています。
今後の展望
渋谷レックスは、持続可能な社会へ貢献するために、ESGに関連する取り組みをさらに強化していく方針を示しています。ポジティブ・インパクト・ファイナンスを活用した資金調達が、どのような成果をもたらすのか、今後の展開に注目です。
【問い合わせ先】
渋谷レックス株式会社経営企画部部長 鴫原智宏
公式サイト:
https://shibuyarex.com/