ICEF2025の開催報告
2025-10-17 09:10:29

持続可能なデータセンターを目指したICEF2025が成功裏に開催

Innovation for Cool Earth Forum第12回年次総会が開催



10月8日と9日、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構によって「Innovation for Cool Earth Forum 第12回年次総会」が東京で開催されました。これは、脱炭素と経済の成長を促進するための「東京GXウィーク」の一環として行われた国際会議です。本会議では、地球温暖化対策に向けての技術革新に焦点を当て、産学官のリーダーたちが集まり活発な討議が繰り広げられました。

充実したプログラム



本年のICEF2025では、全12セッションが実施され、世界19ヵ国から57名の専門家が参加しました。特に目を引いたのは、開会スピーチを行った木原 晋一経済産業省資源エネルギー政策統括調整官やジャン=エリック・パケ駐日EU代表部大使らによるキーノートスピーチです。彼らは「グリーントランスフォーメーション(GX)と安全保障へのイノベーション」というテーマに基づき、再生可能エネルギーや二酸化炭素の除去技術、水素の活用、原子力エネルギーについて議論しました。

データセンターの新たな方向性



特に今回注目されたのは、「持続可能なデータセンター」に関するロードマップの公開です。AIの進展に伴い、データセンターのエネルギー消費量と環境への影響が大きな課題として浮上しており、このロードマップはその解決に向けた指針を示しています。具体的には、電力消費の増加、建設や運用に伴う排出ガス問題、水資源の利用について多角的に見直し、持続可能な発展を目指す技術的・政策的な方向性が提案されています。

アクセスと受講方法



セッションの内容はYouTubeチャンネルで視聴可能であり、オンライン参加者にもフィードバックの場が提供されています。詳細は公式ウェブサイトで確認することができます。国際協力の重要性も強調され、カーボンニュートラル社会への道筋が示されています。

未来に向けた展望



ICEFでは長期的な視点で、ネット・ゼロ・エミッションを目指す技術に関するロードマップを2015年から作成しており、今回の「持続可能なデータセンター」ロードマップはその14本目にあたります。会議のステートメントでは、今後の10年間におけるエネルギーや資源の安全保障とGXの重要性が明示され、特にエネルギーシステムの転換、レジリエンスの強化、安全保障のためのイノベーションが必要であると述べられています。

公式情報



詳しい情報は、以下のリンクから確認可能です。

この機会に、持続可能な開発に貢献するための知識や考えを深めることができるでしょう。


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