介護の未来を目指す「未来の介護基金」助成先の紹介
2024年9月9日、公益財団法人日本フィランソロピック財団が、介護の未来を支える「未来の介護基金」の助成先を発表しました。この助成金は、高齢者の介護や自立支援に取り組む団体や事業者を支援することを目的とし、高齢者にとって理想的な介護環境の実現を目指しています。
助成先団体一覧
今回助成を受けるのは以下の4団体です(五十音順):
1.
一般社団法人ICTリハビリテーション研究会 (東京都)
- 事業名: 「生活支援の未来形 - 3Dプリント自助具のクラウド統合事業」
- 助成金額: 300万円
2.
一般社団法人えんがお(栃木県)
- 事業名: 「手料理食堂の拡大と、高齢者の商品開発による社会参加モデル構築」
- 助成金額: 284万円
3.
NPO法人風の家(広島県)
- 事業名: 「高齢刑余者を社会に繋げる訪問支援」
- 助成金額: 300万円
4.
HighBridge株式会社(東京都)
- 事業名: 「いろどりハウス ビニールハウスで農を通じ人生に彩りを創る事業」
- 助成金額: 300万円
これらの団体は、それぞれ独自の事業モデルを用いて高齢者支援の新たな形を追求しています。3Dプリント技術を活用した自助具の開発や、地域の手料理を通じた社会参加の促進、高齢者の社会復帰支援、さらには農を通じて生活に彩りを与える取り組みなど、多岐にわたるプロジェクトが数多く抱えています。
未来の介護基金とは
「未来の介護基金」は、2020年に設立された公益財団法人日本フィランソロピック財団が運営しています。この基金は介護業界の支援を目指し、新しい発想や技術を取り入れた介護サービスの実現を支援するために設立されました。対象となる活動は、新たな事業モデルや仕組みの構築、既存サービスの改善、IT技術やデジタル化を活用した介護環境の向上など、いずれも高齢者にとってより良い介護や自立支援を実現することが目的です。
目指すべき未来
現在、高齢化社会が進む中で、介護や自立支援における新たな支援モデルの重要性がますます高まっています。「未来の介護基金」が支援する団体の取り組みは、その道を切り拓く力となるでしょう。助成先の活動が成功を収めることで、他の地域や事業者にも好影響をもたらし、より多くの高齢者が安心して暮らせる未来を創造することが期待されます。
私たちの社会が、高齢者を大切にし、支え合うコミュニティづくりを進めるために、これからの介護の在り方に注目していきたいと思います。
お問い合わせ
日本フィランソロピック財団に関する詳細や助成金についてのお問い合わせは、代表メールアドレス (
[email protected]) までご連絡ください。
この助成金を通じて、さらに多くの新しい介護の可能性が広がることを願っています。