子どもたちを元気づけるメタバース支援プロジェクト始動
株式会社トレードワークス(以下「当社」)は、日本デジタル空間経済連盟と共に、長期入院中の子どもたちを支援する新たなプロジェクトを立ち上げることを発表しました。このプロジェクトは、2025年2月15日(土)に「国際小児がんデー」にあわせて始まるもので、メタバースやNFTを活用して、入院している子どもたちやその家族に新しい体験を提供します。
メタバースがもたらす新たな支援の形
毎年、世界で30万人以上の子どもたちが小児がんの診断を受け、国内でも毎年約2,000〜2,500人が長期にわたる入院生活を強いられています。さらに、1歳から14歳までの入院患者数は約14,000人に達するとされています。こうした子どもたちの厳しい環境を少しでも緩和し、楽しい体験を提供できる新たな取り組みがメタバース上で行われることに期待が寄せられています。
メタバースの利点は、「いつでも、どこでも、誰でも接続が可能」という点です。この仮想空間を利用することで、入院中の子どもたちが自分自身をアバターとして表現し、他のユーザーと交流できる機会を創出します。たとえば、入院している子どもが自分の作品をメタバースにて展示できるアプリ「ポルタアイランド」を開発中で、子どもたちが作った絵や工作物をいつでも見て楽しむことができるようになります。
NFTを使った新しい価値の提供
「ポルタアイランド」では、子どもたちが作った作品をNFT(Non-Fungible Token)として発行し、経済的な支援につなげる仕組みも取り入れます。子どもやその家族を応援したいと考える人たちが、このシステムを通じて支援することが可能になります。これにより、単なる支援だけでなく、子どもたち自身が自分の作品を通じて交流を持ち、モチベーションを高められる環境が整います。
世界に広がる支援の輪
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟のメンバーとのコラボレーションにより、「ポルタアイランド」内で様々なイベントや空間が企画され、子どもたちが楽しめるコンテンツが提供される予定です。また、ゲームを活用した痛みやストレスの緩和に関する研究も進められ、VRゲームを利用することで入院生活のストレスを軽減する取り組みが行われています。これに関連した研究では、ゲームプレイ中に痛みやストレスが軽減される効果が確認されており、今後もこの分野での発展が期待されます。
当社の取り組みの意義
トレードワークスは、これまでにも社会的弱者や不登校の子どもたちを支援する活動を行ってきました。メタバースを活用して、孤立を防ぎ、新しい支援の形を生み出す可能性に取り組んでいます。しかし、単独での活動には限界があるため、今回はより多くの企業や団体と連携することで、広範囲にわたる支援を展開しようと考えています。このプロジェクトに参加することで、社会的課題に対する理解を深め、協力の輪を広げることを目指します。
今後は、メタバースを通じた支援の仕組みをさらに進化させ、より多くの人々に寄り添える活動ができるよう尽力してまいります。多くの方々にこのプロジェクトを知っていただき、支援の輪を広めることを期待しています。