HRSがconichiを買収
2019-09-25 13:01:12

HRSによるconichiの買収で企業出張宿泊が進化する

HRSがconichiを買収



2019年9月23日、ドイツ・ケルンにて、企業向け出張ホテルソリューションのリーダーであるHRSが、スタートアップ企業のconichi(正式名「Hotel Beacons GmbH」)を完全に買収したことが発表されました。これにより、conichiの先進技術がHRSのペイメントプロダクトに統合され、企業出張者向けの宿泊関連サービスが一層強化されます。

conichiは2014年にベルリンで設立され、ホテルのチェックイン・チェックアウトプロセスのデジタル化と効率化に注力してきました。共同創業者のマキシミリアン・ヴァルドマンとフレデリック・ハイツは、その革新的なアプローチにより、2016年にはBusiness Travel NewsのInnovative Competitionで受賞するなど、著名な企業にも高く評価されています。シーメンスやTelekom、フォルクスワーゲンなど、世界的な企業がconichiのスマートホテルサービスを利用し、出張者の宿泊体験を最適化してきました。

今回の買収を通じて、HRSはconichiのテクノロジーを活用し、企業のチェックイン・チェックアウトプロセスの自動化をさらに推進します。また、conichiはHRSの新たなペイメント部門の一部として活動を続けることになるため、双方の技術やリソースが相まって新しいビジネスモデルが生まれることが期待されています。HRSのCEOトビアス・ラガーは、「ペイメント事業は我々にとって戦略的に非常に重要な柱の一つであり、今回の新しい体制では出張管理の進化に合わせた柔軟なペイメントソリューションの提供が可能になります」と述べています。

さらに、2019年6月からHRSに参加したニコル・マントウ氏がこの部門を指揮しています。マントウ氏は20年以上にわたってペイメント業界でのキャリアを積んできた実績があり、HRSでの彼のリーダーシップに期待が寄せられています。彼は、「革新的かつ信頼性の高いペイメントプロセスは出張者の企業プログラムの利用率を23%向上させています。今後の複雑な経済情勢において、企業にとってこのようなコスト削減機会は極めて重要です」と語っています。

HRSのペイメントソリューションは、全ての請求書のグローバル規模での収集・監査・照合を行い、それに伴い出張者のデータの透明性を高めることができます。この機能により、企業は出張プログラムの最適化が常に可能になります。

ヴァルドマン氏は、conichiのチーム全員の実績が今回の買収をもって証明されたと述べ、今後もグローバルなリソースや専門知識を駆使して、企業ペイメントの自動化の最前線に立つことへの情熱を表明しています。彼は来月、ニューヨークで開催されるInnovative ConferenceでHRSの先進的なペイメントソリューションを発表予定です。

HRSとconichiの未来



HRSは1972年に設立され、現在は世界中の多国籍企業、約3,000社に安定したサービスを提供しています。顧客にはGoogleやアリババなど名だたる企業が含まれ、今後も出張者向けサービスを強化し続けます。特に、HRSのスマートホテルソリューションは出張者の利便性を大きく向上させるものと期待されています。HRSとconichiの連携が生み出す新たなビジネスモデルが、企業の出張管理における効率性と透明性をどのように変化させるのか、今後の動向に注目です。

会社情報

会社名
HRS Japan株式会社
住所
東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル7F
電話番号

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