現場帳票デジタル化の新たな進化
株式会社シムトップス(本社:東京都品川区)は、現場帳票デジタル化システム「i-Reporter」に新機能を追加しました。この機能は、現場で撮影した写真のExif情報を自動的に保持するもので、今まで以上に信頼性の高い現場帳票の作成を可能にします。これにより、実際の現場でのデータの透明性が向上し、不正防止にも寄与します。
Exif情報とは?
Exif(Exchangeable Image File Format)情報は、写真に埋め込まれたメタデータで、撮影日時、カメラの設定、位置情報などが含まれます。これらの情報は、現場での作業日時確認や、撮影場所の証明、さらにはカメラ設定の確認に役立ちます。特に、撮影日時は業務の流れを追跡するのに重要であり、位置情報は作業場所の特定に役立ちます。これらのデータが現場帳票に結びつくことで、より正確な記録が実現します。
新機能の詳細
新しいExif情報保持機能は、以下の方法で撮影された画像に対応しています:
- - 端末カメラで撮影した画像
- - 写真からの選択で選んだ画像
- - カスタムマスターから取得した画像
- - カスタムURLスキーム:クリップボードから受け取る画像
ただし、保持できるExif情報は利用する端末に依存するため、注意が必要です。
開発の背景とリリース予定日
近年、公的機関や取引先からの要求で、現場写真のExif情報を提出するケースが増えています。これを背景に、i-Reporterの利用者からもこの機能の追加を望む声が多く寄せられたため、開発が進められました。新機能のリリースは2024年11月20日(水)を予定しており、クラウド、オンプレミス、サブスクリプションのすべての環境で利用可能です。
利用方法と設定
新しい機能は、ConMas Manager(8.1.24110以上)の「共通マスター設定」内で有効化できます。設定は非常にシンプルで、システム管理から共通マスター管理を選び、Exif情報保持のオプションを切り替えるだけです。
1. 設定画面へアクセス
2. 「共通マスター管理」を開く
3. 「KEEP_EXIF_DATA」を設定
- 0:Exif情報を保持しない(既定値)
- 1:Exif情報を保持する
これにより、チーム内でのデータの一貫性が向上し、より効果的に業務を進めることが可能になります。
i-Reporterの魅力
「i-Reporter」は国内トップシェアを誇る現場帳票ペーパーレス化ソリューションで、現場の紙帳票をデジタル化し、特別なプログラミング知識がなくても簡単に利用できます。多様な入力機能があり、現場のニーズに応じた柔軟な対応が特徴です。例えば、カレンダー入力、数値の閾値判定、フリードローやバーコード読み取りなど、効果的に情報を収集・管理することができます。
社会への貢献
株式会社シムトップスは、今後もi-Reporterを通じて現場の課題解決に貢献し、企業の業務改革を支援していく方針です。新しい機能の登場により、現場でのデータ記録がより信頼性の高いものになることが期待されます。
私たちの取材を通じて、「i-Reporter」の進化する姿をお楽しみください。