馬曲温泉の41年の歴史を振り返り、感謝のメモリアルイベント開催
長野県木島平村にある馬曲温泉が、2025年11月24日をもって営業を終えることを発表しました。この41年にわたる営業を締めくくるため、メモリアルイベントや記録冊子の制作を行うこととなりました。この特別な日は、地域社会や多くの訪問者への感謝の気持ちが込められています。
馬曲温泉の歩み
馬曲温泉は、1984年に開湯し、それ以来、自然豊かな環境に囲まれたこの温泉は地域のコミュニティや観光客に癒しを提供してきました。標高約800mに位置し、眼前には高社山、遠くには北アルプスの美しい景観が広がります。その中でも「望郷の湯」として知られ、冬には「雪見風呂」が楽しめるスポットとして愛されています。泉質は弱アルカリ性単純温泉であり、「美肌の湯」としても人気を博しています。
2024年には「温泉総選挙」で絶景部門第4位、中部地方第1位を獲得し、特別賞「クールジャパン賞」も受賞するなど、評価が高まっています。馬曲温泉は、北信州における代表的な温泉地として、広く認識される存在となりました。
営業終了の背景
老朽化が進行する中、地域の方々との協議を経て、営業の終了を決定しました。それに伴い、「また馬曲温泉に会う日まで」というプロジェクトを立ち上げ、地元の有志が中心となり、心温まる思い出を未来へとつなげていく試みが進められています。
メモリアルイベントの詳細
2025年の11月の土日祝日には「馬曲温泉メモリアルイベント」が開催される予定です。このイベントでは、温泉の入浴はもちろん、温泉前の広場にてさまざまな催しが企画されています。訪れた方々との思い出を分かち合う機会を提供し、また、馬曲温泉の歴史を振り返る展示や写真パネルも設置される予定です。
さらに、「また馬曲温泉に会う日まで」をテーマにしたメモリアル冊子が制作され、地域とのつながりを深める手助けとなります。お寄せいただいたメッセージは特別な新聞広告にも掲載される予定です。
11月24日には、営業最終日を迎えるにあたってのメモリアルセレモニーが行われます。このセレモニーには木島平村の村長も参加し、長年の感謝の意を表する心温まる時間を提供します。
クラウドファンディングを活用した支援呼びかけ
このプロジェクトの運営費や記録冊子、広告制作費用を賄うため、クラウドファンディングも実施します。クラウドファンディングを通じて寄せられた支援は、馬曲温泉と木島平村のさらなる魅力を感じる商品券や、特別なメッセージ掲載などのリターンが用意されています。
【プロジェクト名】また馬曲温泉で会う日まで
【クラウドファンディングページ】
こちら
【期間】2025年10月27日~11月30日
【目標金額】100万円
最後に
長野県木島平村の馬曲温泉が41年の歴史を振り返り、これまでの感謝を伝えるメモリアルイベントを通じて、地域の人々と訪問者がさらに絆を深められる機会となることを願っています。皆さまのご参加や支援をお待ちしております。