検索候補のネガティブワードが企業イメージに与える影響
株式会社エルプランニングの調査により、検索エンジンに表示されるネガティブなサジェストワードが消費者の意識や行動に大きな影響を与えることが分かりました。調査の対象は全国の10代から60代以上の男女500名で、検索行動にまつわる実態が明らかになっています。
ネガティブサジェストが第一印象に与える影響
サジェストとは、検索エンジンで検索したときに自動的に表示される候補のことを指します。このデータによると、57.4%の検索利用者がネガティブなワードを目にした経験があると答えています。さらに、第一印象において「悪くなる」と感じる人は55.4%に上り、「非常に悪くなる」と言った人も11.0%でした。このように、サジェスト枠の内容が企業や商品のイメージに直結していることが明らかになっています。
検討をやめるユーザーの存在
消費者は、検索中に「危険」「やばい」といった言葉がサジェストされると、実に46.8%がその時点で購入を検討することをやめると答えています。このことから、サジェストのネガティブワードがクリックされる前に、消費者が企業との接触を避ける傾向が浮き彫りになりました。これは、マーケティング担当者にとって深刻な問題といえるでしょう。
心理的な影響と証拠不在
興味深いことに、クリックして詳細を確認した場合でも、具体的な根拠記事が見つからなかった場合、43.0%の人々が依然としてネガティブな印象を抱くことが明らかになりました。「火のないところに煙は立たない」という心理が働き、消費者は証拠がないにもかかわらず不安を感じるということです。この現象は、企業側が考えるよりも厳しい実態を示しています。
ネガティブワードによる購買中断
調査では、44.0%の人が過去にサジェストに表示されたネガティブワードの影響で、購入や予約を中断した経験があると答えています。具体的には、53.6%が商品やサービスの購入をやめ、40.0%が飲食店やクリニックの予約をキャンセルしたと回答しました。中でも、実店舗の予約では特に女性のキャンセル傾向が強く、店舗ビジネスにおいて評判管理が不可欠であることが読み取れます。
影響を与える言葉の種類
調査によれば、特に避けたいと感じるワードは「トラブル(炎上・事件など)」が48.6%で最多で、次いで「評価・感想(評判悪い・最悪など)」が45.4%でした。単純に「評判 悪い」というワードも約半数のユーザーに忌避感を与えていることが分かります。
総括
この調査から、消費者が検索候補のネガティブワードに対して敏感であり、意図しない機会損失が多数発生していることが明らかになりました。情報の真偽にかかわらず、リスク回避行動をとる傾向が強いことに注意が必要です。ブランドを守るためには、サジェストの管理が極めて重要であり、マーケティング活動として定常的に取り組むべきです。自社名や商品名が検索された際、どのようなワードが表示されるかを意識し、評判管理に努めることが求められています。
調査概要
- - 調査名称:インターネット検索に関するアンケート
- - 調査方法:インターネット調査(Freeasy)
- - 調査対象:男女500名(男性262名、女性238名)
- - 調査期間:2025年12月01日
【出典元】株式会社エルプランニング