KCS、環境ビジネスを牽引する新たな一手を打つ
兼松コミュニケーションズ株式会社(以下、KCS)は、環境ビジネスの先駆けとして注目を浴びる株式会社カーボントレード(以下、カーボントレード)と販売代理店契約を締結しました。この提携により、KCSはカーボントレードが誇る先進的な空間除菌器「CHEFER AIR」を法人向けに提供し、今後のモバイルソリューションビジネスの柱として位置づけることを目指しています。
カーボントレードの「CHEFER AIR」とは?
「CHEFER AIR」は、特許取得済みの「コールドプラズマ技術」を用いた空間除菌器です。この技術の特筆すべき点は、化学物質や薬品を一切使用せず、ウイルスや細菌、カビ、さらには不快なニオイを効果的に除去できる点です。空間に充満させるプラズマオーガニックエアにより、ウイルスや細菌を直接不活化させることが可能になっています。
具体的には、ウイルスとことで特に知られる新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス、さらにはノロウイルスのようなアルコールでは殺菌できないウイルスに対しても効果を示しており、約2時間で95%以上の減少が報告されています。ただし、すべての菌を完全に除去できるわけではありません。
KCSのビジョンと背景
KCSはモバイルコミュニケーション事業を幅広く展開しており、全国330以上の携帯キャリアショップを運営しています。従来の個人向けビジネスに加え、法人向けのモバイルソリューションにも力を入れているため、カーボントレードの「CHEFER AIR」は非常に有益な製品です。KCSは、この製品を法人オフィスソリューションの一環として提供し、特に官公庁や病院、介護施設などでの導入を狙っています。
この技術が持つ社会的意義は、感染症予防や食品ロス防止といった幅広いアプローチに活用できることにあります。KCSは、この技術を通じて社会問題に貢献することを目指しています。
取扱い機種と価格
「CHEFER AIR」には二つの主要なモデルがあります。まずは、標準小売価格498,000円(税別)の据え置き型「CHEFER AIR CT-21」で、100㎡の空間に対応。もう一つは可搬型の「CHEFER AIR CT-11」で、こちらは標準小売価格49,800円(税別)で、10㎡の空間に適しています。KCSではこれらの製品を通じて、企業のニーズに合わせた空間の安全性を提供していく予定です。
今後、KCSは新たなモデルも開発中であり、ホテルや病院用に20〜30㎡用の製品も併せてラインアップを充実させる考えです。
未来展望
KCSは、この「CHEFER AIR」を不正利用防止やデータビジネス化していくことを計画しています。さらに、畜産農家向けに家畜の防疫を目的とした製品の開発や、CO₂を吸着する新たな製品「PLASMA X」のラインアップへの追加も視野に入れています。これにより、KCSはモバイル端末ビジネスや通信ビジネスの優位性を活かし、環境ビジネスの展開をさらに加速させていくでしょう。
KCSが挑む新たなビジネスモデルに、今後も目が離せません。