ダイケンが新たに発売する天井点検口「CFP型」とは
建築金物の総合メーカー、株式会社ダイケンは、2025年3月31日に耐火性能が高い新製品「CFP型」天井点検口を発売すると発表しました。この製品は、45分及び60分の準耐火構造に対応しており、耐火・気密性を兼ね備えた商品です。以下にその特長や性能について詳しく見ていきましょう。
製品の特長
新製品「CFP型」には、45分準耐火仕様(CFPWA型)と60分準耐火仕様(CFPWB型)が用意されています。45分準耐火仕様では、内枠と外枠の間に延焼防止金具を設置することにより、炎の内部への侵入を効果的に抑制します。一方、60分準耐火仕様は内枠ボード材の脱落を防ぐアングルを採用し、耐火性能を一層向上させています。
この天井点検口は、気密性能がJIS A 4706のA-4等級に相当し、冷暖房効率を高めることで環境負荷の軽減にも寄与しています。カラーはホワイトで、粉体塗装仕上げのため、一見して美観にも配慮されています。
また、対応する野縁のサイズは30mm×40mm以上の一般的なもので、開口部の四周には耐火被覆材が施されることで損傷を最小限に抑えます。
耐火性能の検証
耐火性能は、天井面に本製品を取り付けた状態での試験を通じて確認されています。加熱試験においても、通常の天井面に比べて大きな温度差が見られなかったことが報告されています。また、点検口自体は融解や脱落も起こさず、期待される性能を十分に発揮しています。
製品概要
- - 製品名: 耐火・気密タイプ天井点検口
- - 型式: CFP型
- - 規格色: ホワイト
- - 発売日: 2025年3月31日
価格情報
- CFPWA型
- 開口寸法515mm: ¥27,500
- 開口寸法606mm: ¥32,000
- CFPWB型
- 開口寸法515mm: ¥36,500
- 開口寸法606mm: ¥43,100
(すべて税別表示)
今後の展望
ダイケンは1963年から点検口の製造・販売を続けており、今後も天井点検口に留まらず、床点検口や壁点検口、さらには床下収納庫やフロア換気口などの幅広い製品群に力を入れる方針です。同社は、家屋や公共施設、商業施設に向けての供給を強化し、日本の住環境に貢献していくことを目指しています。
株式会社ダイケンについて
1924年に大阪にて創業された株式会社ダイケンは、建築金物の製造を行っており、その製品は日本の様々な住環境で日常的に使用されています。特に、駐輪場屋根や自転車ラックの製造で業界のトップとなっており、家庭用物置を初めて製造したという歴史も持っています。
ダイケン製品は、個人の住居から公共スペースまで幅広く利用されており、毎日の暮らしを快適にサポートしています。これからも、最新の技術を駆使しながら、消費者のニーズに応える製品開発を続けていくことでしょう。
会社情報
- - 本社所在地: 大阪市淀川区新高2-7-13
- - 代表取締役: 藤岡 洋一
- - ウェブサイト: ダイケン公式サイト
- - 創業年: 大正13年4月
- - 資本金: 481,524千円
- - 証券コード: 5900
新しい「CFP型」天井点検口の登場により、安全で快適な住環境が一層進化していくことが期待されます。