SQUEEZEが新たにCFOとCMOを迎えて経営体制を強化
北海道北広島市を拠点とする株式会社SQUEEZEは、事業の成長と経営強化を目的に新たに取締役CFOに安養寺鉄彦氏、執行役員CMOに渡部謙太郎氏を任命しました。この人事は、同社が観光・宿泊業界におけるさらなる挑戦に向けた重要なステップと位置付けられています。
経営体制強化の狙い
SQUEEZEは「価値の詰まった社会を創る」というミッションのもと、宿泊業界に革新的なテクノロジーと運営ノウハウを融合させてきました。特に、クラウド型宿泊管理システム「suitebook」の開発をはじめ、自社のスマートホテルを全国に展開することで、宿泊業界のデジタル変革(DX)を推進してきました。
新任の安養寺氏は、東京大学経済学部を卒業後、不動産やモバイルゲーム業界で管理部門を担当し、グリー株式会社では財務業務に関与しました。SQUEEZEにおいては、テクノロジーを活用した宿泊業界における価値創出に全力を注ぐことになります。
「インバウンド需要の高まりは、成長機会を提供しますが、一方で地域の人手不足という課題も抱えています。私たちはテクノロジーを駆使し、成長と持続可能なサービスの両立を推進します」と安養寺氏はコメントしています。
一方、CMOの渡部氏は、DX技術が人手不足解消に寄与できると認識。彼は、過去に数々の事業を立ち上げてきた経験を活かし、宿泊業界における顧客体験の向上を目指します。
「宿泊業界におけるコスト最適化と顧客価値向上を図り、SQUEEZEの成長に貢献したい」と語る彼は、デジタルマーケティング領域での実績を同社の成長に繋げる意欲を見せています。
直近のプロジェクト
最近では、全国で30を超える宿泊施設の開発に取り組むSQUEEZE。これらは宿泊業界の課題解決と地域の活性化に貢献しています。特に注目されるプロジェクトとして以下の3つがあります:
1. エスコンフィールドHOKKAIDOホテル 北広島駅前の開業
2025年3月にJR北広島駅直結の新ホテルが開業予定です。「Suicaスマートロック」を導入し、交通系ICカードやスマートフォンを用いたアクセスの利便性を向上。特別客室や観光・スポーツイベントとのコラボレーション企画も用意されています。
2. 京都に2施設を連続開業
2025年3月28日に「Minn 烏丸五条 京都 Station North」、4月4日に「Minn 祇園鴨川」を開業予定です。これらの施設は、キッチンや洗濯機を完備したアパートメントスタイルを採用し、多様な宿泊ニーズに応えます。
3. FAV LUX 札幌すすきのの運営
2025年7月には新たなスマートホテル「FAV LUX 札幌すすきの」が開業予定で、次世代型オペレーションを導入します。これにより、業務の効率化と顧客満足度の向上を図ります。
まとめ
経営体制の強化を図るSQUEEZEが、テクノロジーとリアル運営の融合を通じて、新たな宿泊体験を創造する未来に期待が高まります。今後も業界全体の進化に注目したいところです。