UiPathが2025年RPAマジック・クアドラントでリーダーに
2025年7月1日、米国ニューヨークにて、エージェンティックオートメーションのリーディングカンパニーであるUiPath(ユーアイパス)が、「2025年Gartner® Magic Quadrant™ for Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション、以下RPA)」でリーダーの1社に選ばれたことを発表しました。この評価は、UiPathが7年連続で受賞したもので、今回特に実行能力で高い評価が与えられました。
Gartnerの評価とRPAの市場動向
Gartner社による評価では、RPAベンダー13社を対象にリサーチが行われ、企業が自組織の自動化ニーズに最も適した選択をするための参考となる情報が提供されました。この「2025 Gartner® Magic Quadrant for Robotic Process Automation」レポートは、無償でダウンロード可能です。
Gartnerは今後の市場動向について、RPA市場は重要な転換期にあり、2024年には38億ドルの売上を見込んでいると述べています。この成長率は、インフラソフトウェア全体の成長率である10.7%を大きく上回るものです。また、AIの革新によって新たな自動化ソリューションが登場し、ビジネスオーケストレーションおよび自動化テクノロジー(BOAT)が企業向けに台頭してきていることも解説されています。
UiPathのエージェンティックオートメーション
UiPathのAI製品担当シニア・バイス・プレジデント、マーク・ジーン氏は、RPAが自動化の基盤を築き、エージェンティックオートメーションの変革をリードするというビジョンを語ります。これにより、インテリジェントなソフトウェアエージェントは状況を認識し、自律的に行動できるようになります。
「UiPath Platform™ for agentic automation」は、エージェント、ロボット、人間が連携し、高度なオーケストレーションを可能とするプラットフォームです。これにより、生産性向上や顧客体験の改善、デジタルトランスフォーメーションを促進します。
新機能の紹介
UiPath Platform™には以下の新機能が追加されています:
- - UiPath Maestro™: 複雑なプロセスをエンド・ツー・エンドでモデリングし、リアルタイムのKPIモニタリングを通じて業務改善の機会を特定します。これにより、継続的なプロセスの最適化が進むことが期待されます。
- - 管理されたエージェント: 明確に定義されたガードレールの内での操作が保証され、セキュリティとパフォーマンスが確保されています。
- - UiPath Agent Builder: ビジネステクノロジストと開発者が、AIエージェントの構築からデプロイまでを簡略化できる環境を提供します。これにより、技術に精通した人材が複雑なビジネス要件に即応した開発を可能にします。
- - オープンなマルチ・エージェント・フレームワーク: 複数の部門にまたがるワークフローに対し、サードパーティ製のエージェントフレームワークとの連携を実現。企業は将来に備えた自動化戦略を立てることが出来ます。
- - UiPath IXP: マルチモーダルのデータ分類・抽出機能により、企業が社内データを活用しやすくなります。これにより、迅速かつ大規模なデータ処理が可能となり、価値創出のスピードが向上します。
まとめ
UiPathは、エージェンティックオートメーションを通じて企業がAIエージェントの可能性を最大限に活用し、自律的にビジネスプロセスを実行・最適化するための支援を行っています。このプラットフォームにより、組織は安全かつ効果的に自動化を推進できます。
詳細については、
UiPath公式サイトをご覧ください。