ビジネスカンファレンス「Labor force solution Conference dip 2024」を開催
10月29日、ディップ株式会社が主催する「Labor force solution Conference dip 2024」が開催されました。このカンファレンスでは「AIとDEIで革新する働き方の未来」というテーマの下、様々な専門家や企業のリーダーたちが集まり、これからの働き方について掘り下げました。
開会の挨拶:冨田社長のビジョン
イベントはディップ株式会社の代表取締役社長である冨田英揮氏の開会挨拶で始まりました。冨田氏は、今の社会が劇的に変化していることを強調し、AIの普及が私たちの生活にどのような影響を及ぼすのかを考える重要性を訴えました。昨今のパソコンからインターネット、スマートフォンの普及を例に挙げ、「AIがなければ生活ができない時代がすぐそこに来ている」と述べました。
キーノートセッション:AIと倫理
イベントでは、長崎忠雄氏(OpenAI Japan代表)と志立正嗣氏(ディップ株式会社COO)によるキーノートセッションが行われました。長崎氏は、企業におけるAI活用の重要性について語り、特に経営トップのコミットメントが不可欠であると強調しました。また、ディップが開発した日本初の対話型バイト選びAI「dip AI」についても言及され、求職者の潜在意識に基づくマッチングの可能性が示唆されました。
トークセッション:幸せマッチングの調査結果
次に行われたトークセッションでは、1万人を対象とした研究結果を基に、「働きがいを高める幸せマッチング」について議論されました。ウェルビーイングの専門家である島田由香氏がモデレーターを務め、参加者である伊達洋駆氏(ビジネスリサーチラボ代表)は、幸せとは何かを探るための調査の価値を指摘しました。人それぞれの「幸せ」を理解するための33の要素が提唱され、心理学的観点から「働きがい」とは「好き・得意」であることが強調されました。
プレゼンセッション:新サービス「Good Job ボーナス」の紹介
最後に、冨田氏と藤原彰二氏(執行役員)によるプレゼンテーションが行われました。ここでは、スポットワーカーの時給を10%引き上げる新サービス「Good Job ボーナス」が発表され、テクノロジーの進化により新しい働き方のモデルが形成されていることが語られました。また、ディップが提供する「スポットバイトル」によって企業の採用活動がどのように変わるのかについても触れられ、今後の展望が示されました。
カンファレンスの概要
「Labor force solution Conference dip 2024」は、AIやDEIをテーマにした多様なセッションが行われ、参加者は無料でオンラインや会場で参加できる形式でした。今後、ディップ株式会社は労働市場における課題解決を目指し、働く人々が喜びを感じることができる社会の実現に寄与していくとしています。
このカンファレンスは、ディップ株式会社が持つ「Labor force solution company」というビジョンのもと、より良い未来を築くための重要な一歩となりました。