新刊登場!『おふろがしゃべった!? おなやみそうだん、ひきうけます』
心温まる物語の世界へ
新しい絵童話『おふろがしゃべった!? おなやみそうだん、ひきうけます』が、この春、満を持して発売されました。この本は、低学年のお子さん向けに作られたもので、思わず笑顔になってしまうユニークなストーリーが特徴です。著者は麦野圭、そして絵を担当するのはおかもと香織。二人のコラボによって、楽しくも感動的なお話が描かれています。
内容の魅力
物語の舞台は、スイミングで仲良くなったあかりちゃんとゆうくん。ある日、二人はちょっとしたことで口論に発展してしまいます。そこで、どうすれば仲直りできるか悩んでいたゆうくんの耳に、思いも寄らぬ「声」が聞こえてきます。それは、おふろの湯沸かし器がまるでおじいさんのようにしゃべりかけてきたからです。彼のアドバイスを受けて、ゆうくんは大切な一歩を踏み出す勇気を持つことになります。このちょっとした魔法のような出来事が、ゆうくんの心を温めていく様子は、読者の心にも温かい思いを届けます。
読みやすさと魅力的な絵
本書は、文字が大きく、ページにはたくさんの楽しいイラストが盛り込まれているため、初めての読み物にもぴったりの構成。特に読書が苦手なお子さんにも入りやすいデザインで、親子で楽しみながら読書に親しめる一冊です。日常の中に潜む出来事をテーマにしながらも、友情や思いやりについて考えるきっかけを与えてくれる点が、この本の大きな魅力です。
作品の詳細
本書は株式会社岩崎書店から出版され、定価は1,430円(本体1,300円+税)です。A5判で80ページの内容は、ISBN978-4-265-07474-7です。さらに、池之端にある書店や、オンライン書店での購入も可能。紀伊國屋書店、楽天ブックス、Amazonなど、多くの場所で取り扱っています。
作家と画家のプロフィール
麦野圭(むぎのけい)
神奈川県生まれで、日本児童文学者協会のメンバーです。主な著書には、『ユンボのいる朝』や『きょうふのおそうじロボット』などがあります。今回は、彼の心のこもった物語が子どもたちの新しい世界を切り開きます。
おかもと香織(おかもとかおり)
アートの背景を持つ画家で、福岡県出身です。横浜市に在住し、数々の絵本で素晴らしいイラストを手がけています。本書が初の挿絵作品となり、彼女のタッチが物語に色を添えます。
おわりに
この本は、子どもたちに“思いやり”や“伝える力”の大切さを優しく伝える一冊。まさに未来の読者である子どもたちに、心温まるメッセージを届けてくれることでしょう。ぜひ手に取って、おふろの不思議な物語をお楽しみください。読書の楽しさが広がる、この春のおすすめアイテムです。