ALCANTARA®が魅せる！マツダ新コンセプトモデルの内装技術

2025年1月に開催される「東京オートサロン 2025」では、ALCANTARA®が新たにマツダのコンセプトモデルに採用されるという、注目のニュースが飛び込んできました。このメイド・イン・イタリーのブランドが提供する最高品質のマテリアルを用いた、洗練されたインテリアが実現しています。

新コンセプトモデルの特徴

マツダが発表した「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」と「MAZDA SPIRIT RACING CX-60 RALLY CONCEPT」では、ALCANTARA®によるインテリアの刷新が大きなポイントとなっています。

MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R

このモデルは、サーキット走行性能を最大限に引き出すことを目指し、細部にわたる設計が施されています。特に注目すべきは、次の部位に採用されたALCANTARA®です：

- ステアリングホイール：優れたグリップ感と操作性を実現。
- トランスミッションシフトノブ、パーキングブレーキグリップ：安定した握り心地を提供。
- コンソールボックス：高級感あふれる質感を演出。
- 助手席インストルメントパネル：洗練されたデザインが際立つ。
- ドアトリムカバー：耐久性と快適性が見事に融合しています。

このモデルは限定200台の販売予定です。予約開始は今秋、年内には手元に届けられる見込みです。この特別モデルの発表には、多くのマツダファンやスポーツカー愛好者が注目しています。

MAZDA SPIRIT RACING CX-60 RALLY CONCEPT

次にご紹介するのは、オフロード性能を強化した「MAZDA SPIRIT RACING CX-60 RALLY CONCEPT」です。従来のSUVラインアップからさらに進化し、ALCANTARA®の品質が悪路走行時の快適性を高めています。特に、センターアームレストにこのマテリアルが採用されており、厳しい環境下でも優れた耐久性を発揮します。

スーパー耐久レースへの採用

さらに、ALCANTARA®はマツダが参戦する日本の耐久レース「スーパー耐久レース」のマシンにも採用されています。このレースカーでは、シートやトリム、操作系部品にこの素材が用いられており、レース環境においても操作性と防眩性を両立しています。これにより、ドライバーは集中力を保ちながら高いパフォーマンスを発揮することができます。

ALCANTARA社の概要と持続可能性への取り組み

ALCANTARA®は1972年に設立されたイタリアの企業、ALCANTARA S.p.A.によるブランドです。ファッションやインテリア、自動車業界に幅広く採用されているこの素材は、独自の技術により生み出された美しさと機能性を兼ね備えています。特に近年、同社はカーボンニュートラルの達成を目指し、持続可能性に力を入れてきました。2009年以降、その取り組みが評価され、今や現代のライフスタイルアイコンとも言える存在です。

今後もALCANTARA社は、デザインと機能を両立させた最先端のマテリアルを提供し、自動車業界の革新をリードし続けるでしょう。次のオートサロンでの展示も期待が高まります。年内発売予定の「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 12R」と「MAZDA SPIRIT RACING CX-60 RALLY CONCEPT」の行方に、皆さま注目です！