大阪・関西万博でのプラントベース革命
植物由来の食材が見直されつつある昨今、特に注目を集めているのがプラントベース専門店「かるあげキッチンカー」です。この店舗は、岐阜県の株式会社エヌ・ディ・シーが展開しているもので、大阪・関西万博で大人気を博しています。2025年5月の時点で、同店舗は累計販売数4万食を突破し、直近1カ月の売上が4,000万円を上回るという驚異的な成果を記録しました。
「かるカツ」の正体
「かるカツ」は、大豆と米から作られた新食材です。それを使用した最も人気のメニュー「かるカツバーガー」は、1日平均300食以上も売れる大ヒット商品となっています。これは、ザクザクとした食感と軽い食べごたえから生まれるもので、多くの人々が「肉ではないのにこの満足感はすごい」と評しています。
このバーガーは、特製ソースと新鮮なトマト、キャベツを生パン粉で揚げた「かるカツ」と共に、こだわりのバンズでサンドされています。軽やかでありながらも満腹感を得られる不思議なおいしさが、多くの人々を引きつけています。
プラントベースの新たな可能性
株式会社エヌ・ディ・シーは、プラントベース食品としてのビジネスモデルを確立し、世界的にみてもその売上規模は屈指のものだとされています。特に、万博という舞台でこのような結果を出すことは、日本のプラントベース業界にとって非常に意義深いことです。植物性食品が消費者に広く受け入れられることが、今後の業界の成長を大いに期待させるのです。
販売実績データを見ると、なんと約90%が国内顧客で、インバウンド需要は約10%にすぎません。このことからも、年代を問わず「未来の食体験」を求める人々に支持されていることが伺えます。
その他の人気メニュー
「かるカツバーガー」だけではなく、かるカツを使用した様々なメニューが揃っています。例えば、「かるカツランチBOX」は、かるカツのサンドイッチに揚げたてポテトがつく豪華セット(1,800円)で、特にランチ時に多くの支持を集めています。また、「かるカツコンボ」というセットもあり、家族や友人とシェアするのにぴったりな4個入りセットとして人気です。
新メニューの導入と展望
今後、同店では新たなメニューが続々と展開される予定です。夏に向けた新メニューとして、冷製の「かるカツうどん」や、冷やした「かるカツ」サンドイッチなどが登場予定です。また、微アルコール飲料として人気のクラフトブランド「常陸野ネスト」のノン・エールも提供され、さらなるリフレッシュ体験を提供する計画です。
さらに、業務用として提供される「冷凍かるカツ」が全国の飲食店や給食弁当業者向けに好評販売中です。これにより、家庭でも手軽に「かるカツ」が楽しめる機会が増えることでしょう。
まとめ
大阪・関西万博という特別な舞台で、プラントベース食品「かるあげ」が新たな風を巻き起こしています。今後も株式会社エヌ・ディ・シーは、国内外での展開を進め、プラントベース食品を通じて「軽やかでおいしい」新しい食体験を提供していくことでしょう。