北海道発宇宙スタートアップ「Letara株式会社」の躍進
2020年設立のLetara株式会社は、北海道大学発のスタートアップ企業として、宇宙開発分野で注目を集めています。同社は、安全で安価、そして高推力の小型人工衛星用ハイブリッド推進機の開発に注力。月や火星、小惑星などへの「ラストマイル」輸送を担うことで、人類の宇宙進出に貢献することを目指しています。
多数の宇宙ビジネスイベントに参加し存在感を示す
Letara株式会社は、2022年12月、複数の宇宙ビジネス関連イベントに積極的に参加し、その技術力とビジョンをアピールしました。
まず、日本橋で開催された「NIHONBASHI SPACE WEEK 2022」と「TOKYO SPACE BUSINESS EXHIBITION 2022」に北海道スペースポートと合同で出展。3日間にわたる展示会では、多くの来場者を集め、企業ピッチでは共同代表であるLandon Kamps氏が登壇し、同社の技術やビジョンについて説明しました。
さらに、宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2022」の最終選考会にも参加。共同代表の平井翔大氏がスペシャルトークセッション「S-Booster受賞後の成長加速について」に登壇し、受賞企業である株式会社MJOLNIR SPACEWORKS(同じく北海道大学発のスタートアップ)の成功事例なども交えながら、自社の今後の展望を語りました。
また、「SPACETIDE 2022 YEAR-END」のトークセッションにも登壇。Landon Kamps氏は「SPACETIDE AXELA as the Orchestrator」で講演を行い、さらにクイズ大会「Space Business Quiz Battle!」では出題者として参加するなど、イベントを盛り上げました。
太陽系全体をカバーする物流ネットワーク構想
Letara株式会社の究極の目標は、太陽系全体を網羅する物流ネットワークの構築です。同社が開発する小型人工衛星用ハイブリッド推進機は、その実現に不可欠な技術となります。安全で効率的な宇宙輸送システムを提供することで、宇宙探査や宇宙資源開発を加速させ、人類の宇宙進出を大きく前進させることが期待されています。
北海道大学発スタートアップの未来
Letara株式会社は、北海道大学という研究開発環境の強みを活かしながら、宇宙開発分野で独自の地位を築きつつあります。今後の更なる技術革新と事業展開に、大きな期待が寄せられています。同社の挑戦は、日本の宇宙産業の未来を照らす希望の光と言えるでしょう。
Letara株式会社概要
名称: Letara株式会社 (Letara Ltd.)
所在地: 北海道札幌市
代表者: 共同代表取締役 CEO Landon Kamps、共同代表取締役 COO 平井翔大
設立: 2020年6月23日
URL: https://www.letara.space/
連絡先:
[email protected]