物流DX推進の可能性
2026-02-24 11:08:21

物流業界におけるDX推進の新たな可能性を探る

物流業界のDX推進に向けた新たなアプローチ



近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)の必要性が叫ばれる中、特に物流・流通業界では、アナログ業務の多さが課題となっています。そこで、松尾研発のスタートアップ、株式会社Athena Technologiesが株式会社コクヨロジテムに対して行ったDX推進に向けたコンサルティングが注目されています。本記事では、このコンサルティングの内容や成果、そしてDX推進の課題について詳しく解説します。

1. DX推進の壁とは


企業がDXを進めるにあたり、「どの業務をデジタル化すべきか判断できない」という問題は依然として多くの企業が直面しています。特に物流業界では、基幹システムが導入されていても、電話での確認や手書き伝票など、デジタル技術に依存しない業務が多く残存しています。これは、現場の担当者の経験や勘による部分が大きく、実際の業務負担を把握することが難しいためです。こうした現状が、DXの推進を妨げる一因となっています。

2. コクヨロジテムのケース


コクヨロジテムにおいても同様の課題がありました。「どの業務を優先的にデジタル化すべきか」という基準が明確でないため、Athenaはまず現場の業務を可視化することから始めました。これにより、業務整理を行い、全体の業務時間の約80%を占める上位10項目の業務を特定しました。

3. 問題の特定


この上位10項目に関してさらなる分析を行った結果、現場負荷の大きな要因は作業そのものではなく、情報不足による確認調整業務であることが分かりました。例えば、伝票に必要な情報が記入漏れになっていることが頻発し、その修正が現場担当者の負担になっていました。こうした状況を解消するため、Athenaは解決策を提案しました。

4. 解決策:帳票自動管理システムの導入


Athenaが提案した「帳票自動管理システム」は、AIを活用して伝票の不備を自動的に検知し、営業担当者に問い合わせを生成するというものです。また、過去の案件情報をデータベース化し、ナレッジとして再利用することにより、業務の効率化を図ります。このシステムにより、属人的な業務を減らし、より正確な業務運用が期待されています。

5. 中長期の展望


実施したコンサルティングを経て、Athenaは中長期的なロードマップも提案しました。これには、帳票の自動作成を短期的に開始し、より高度なAI機能を将来的に発展させていくという計画が含まれています。このプロセスにより、企業のDX推進が一層加速することが期待されています。

6. 投資判断の重要性


Athenaは、「効率化できそう」といった漠然とした理由ではなく、業務時間の可視化に基づいた具体的なデータを提供します。これにより、経営層が納得の上で予算を投じることができ、短期間で見える成果につながる中長期の計画が描けます。

7. 代表のメッセージ


株式会社Athena Technologiesの代表取締役CEO、阿部 武氏は、「多くの企業がDXを進められないのは、技術やツールの問題ではなく、どの業務を変える必要があるかの意思決定が整理されていないからだ」と述べています。今回のプロジェクトが、業界の他の企業にとっても参考になることを期待しています。

8. 最後に


Athena Technologiesの提供する業務起点のコンサルティングを通じて、物流業界におけるDXの未来が広がっていくことを期待しています。企業が持つ特有の業務の可視化を進め、適切な判断を行うことで、DXの促進が図られるのです。


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会社情報

会社名
株式会社Athena Technologies
住所
東京都文京区本郷6丁目25番14号
電話番号

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