シンガポールにおける医療・介護情報システム展開が完了
株式会社カナミックネットワークは、総務省が主導する「シンガポールにおける医療・介護・健康情報共有システム展開に向けた実証の請負」事業を完了したことを発表しました。本事業は、急速に高齢化が進むシンガポールにおいて、日本の医療・介護システムの海外展開を目指すものであり、同国の健康促進イニシアティブ「健康促進SG(Healthier SG)」への貢献が期待されています。
実証の成果
カナミックネットワークは、日本型の健康・医療・介護情報共有システムをシンガポールに適用し、その成果を次のようにまとめています。
1.
システムの有用性の確認
シンガポールの医療・介護現場での実証により、日本発の情報共有システムが現地業務に適応し、業務効率を向上させることが確認されました。現場職員からは操作性や利便性に対しても高い評価が寄せられています。
2.
安定したクラウド基盤
シンガポールリージョンを活用したクラウド基盤により、現地の通信環境で安定稼働できることが確認されました。また、セキュリティに関しても、関連する法規制に準拠した体制が整備されています。
3.
法制度・規制環境の整理
シンガポールにおける法制度の整理が進められ、今後の展開に向けて必要な制度対応の方向性が明確になりました。
未来への展望
カナミックネットワークは、今後以下の展開を計画しています。
実証に参加した介護事業者を対象に、シンガポール版カナミッククラウドサービスのフィールドトライアルを行い、実装段階への迅速な移行を図ります。
Synapxe社と連携し、システム認証を取得することで、健康情報法施行への対応を進めていきます。
現地企業との協力のもと、シンガポール国内での導入実績を増やし、日本型介護DXの成功モデルを確立していきます。
シンガポールを基点として、マレーシアやタイ、ベトナムなどのASEAN諸国にも技術やビジネスモデルを移転し、高齢化社会の課題解決に貢献していく方針です。
会社の背景
株式会社カナミックネットワークは、2000年に設立され、東京・渋谷に本社を置いています。高度な医療・介護・健康分野におけるITサービスを提供し、地域包括ケアシステムの実現に向けた取り組みを進めています。シンガポールのパートナー企業であるThe World Management Pte Ltd.は、1980年に設立され、ITコンサルティングサービスを展開しており、両社は互いに協力し合い、グローバルな展開を図っています。
今回の事業を通じて、カナミックネットワークはシンガポールを拠点にASEAN地域全体への展開を目指し、社会課題の解決とともに、国際競争力の強化を図る考えです。今後もその動向に注目です。