入間市の防災教育
2025-11-05 20:08:01

入間市が子どもたちの参加型防災教育プログラムを実施

入間市が子どもたちの参加型防災教育プログラムを実施



入間市は、11月10日に市立宮寺小学校で防災教育プログラム「はるるーと」を開始します。このプログラムでは、子どもたちが主役となり、自ら避難ルートサインを貼る体験型の学習が行われます。消防団や保護者が参加することで、地域全体で防災について考える新しいモデルを提示します。

背景 ― 「自分ごとの防災」へ


日本各地で防災訓練が実施されていますが、その多くは単に参加することが目的となっています。子どもたちが主体的に考え、行動する機会は限られたままでした。しかし、入間市では毎年、実践的な防災訓練を行い、学校との連携にも力を入れてきました。特に注目すべきは、入間市が昨年度、全国初の自治体協定を締結したグローバルイノベーションファームI&CO合同会社との協力です。この取り組みを通じて、子どもたちが防災を「自分ごと」として考える教材、「はるるーと」の導入を進めています。

取り組み内容 ― みんなで学ぶ防災


1. 子ども主体の体験


「はるるーと」プログラムの特徴は、子どもたち自身が避難ルートサインを校内に貼ることです。視覚的に避難ルートが覚えやすくなるため、日常的に防災意識を高める効果が期待されています。

2. 地域との連携


地域防災の要である入間市消防団と保護者が授業に参加し、子どもたちと一緒に避難ルートを確認することで、「学校」「家庭」「地域」が一体感を持って防災を学ぶ仕組みを構築します。

教材の特徴 ― キッズデザイン賞受賞


「はるるーと」の開発を行ったI&CO合同会社は、多くの大手企業に関連したプロジェクトを手がけてきた専門家集団です。そのデザイン思考を防災教育に活かし、第19回キッズデザイン賞を受賞しました。子どもの安全と健やかな成長に寄与する優れた取り組みとして高く評価されています。

実証結果を踏まえて


令和6年10月23日、藤沢東小学校で行われた実証授業では、子どもたちの主体的な学びと地域連携の効果が確認されました。宮寺小学校での授業はその成果を基にした初めての市内展開です。

実施概要


  • - 日時: 令和7年11月10日(月) 10:40〜12:20
  • - 場所: 入間市立宮寺小学校
  • - 対象: 小学4年生 2クラス(20名×2)
  • - 内容: 防災授業、消防団活動紹介、避難ルートサイン貼付体験
  • - 参加者: 教職員、保護者、入間市消防団、市職員

期待される効果


この取り組みによって、子どもたちの自主的な防災意識が育成され、地域全体の防災力が向上することが期待されています。特に、子どもたちが家庭での防災に対して話し合う機会が増え、地域への関心が高まることで、世代を越えた防災意識の浸透が見込まれます。

今後の展開


入間市では、他小学校への展開を進める計画があり、全国初の自治体協定に基づく取り組みとして、実践的な防災教育のモデルケースとなることを目指しています。地元の伝統文化を大切にしながら、持続可能な未来を見据えたまちづくりに取り組む入間市の姿勢は、地域の安全を支える力強い基盤となるでしょう。これからも子どもたちが安心して暮らせる未来を実現するための様々な施策が進んでいくことが期待されています。


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会社情報

会社名
入間市役所
住所
埼玉県入間市豊岡1-16-1
電話番号
04-2964-1111

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