新たな職場マネジメントへの挑戦
株式会社HataLuck and Personが開発した「はたLuckエンゲージメント for Workplace/for Company」が、リーガロイヤルホテルに導入されました。このシステムは、サービス業の職場マネジメントを支援し、従業員のエンゲージメントを高めることを目的としています。
導入背景
2024年には、訪日外国人の数が約3,700万人に上ると予測されており、観光業が沸騰しています。しかし、人材確保や従業員の定着には「働きがい」が重要であり、職場環境の改善が求められています。特に、多様な雇用形態が混在するホテル業界では、全従業員の声を収集し、実際の職場状況を把握することが課題とされていました。
HATA Luckは、その問題を解決するため「はたLuckエンゲージメント」を通じて、すべての従業員の意見を可視化し、具体的な課題を把握するための方法を提供します。
エンゲージメントサーベイの概要
このサーベイシステムは、以下の二つの機能を特徴としています。
1.
はたLuckエンゲージメント for Workplace:
- 定期的なサーベイを通じて、全従業員の声を収集。
- アプリを使用することで簡単に回答可能。
- 職場状況を可視化し、AI分析による改善案を提供。
2.
はたLuckエンゲージメント for Company:
- 年に1〜2回、全社員のエンゲージメント状態を測定。
- 企業全体の課題を明確化し、改善サイクルを促進。
ロイヤルホテルでの道筋
リーガロイヤルホテルでは、健康経営を掲げ、従業員の働きがい向上に努めてきました。職場単位での改善に向けた取り組みとして、2024年3月から一部施設でのテスト導入が始まり、良好な結果が得られたことから、2024年10月には9つのホテルで正式導入が決まりました。これにより、およそ3,200名の従業員の職場環境が大幅に改善されることが期待されます。
成果の確信
導入後、サーベイの結果を基にした職場の課題に対応。特に「感謝・承認のコミュニケーション」と「チームワーク」に注力しました。具体的には、「星を贈る」機能を利用してマネジャーと従業員のコミュニケーションを強化し、わずか2か月後にはエンゲージメントスコアが上昇しました。
- マネジメントランクがCからSへ向上。
- 「感謝・承認」「職場運営」「チームワーク」の項目からも向上が見られました。
この事例は、HATAluckのサーベイシステムが実際に有効であることを証明しています。
引き続きの展望
HATA LuckのCEO、染谷剛史氏は、「はたLuck」を通じてすべての従業員の声を反映させ、より良い職場環境を創出する取り組みを続けていく為に力を入れていくと述べました。ロイヤルホテルの執行役員、人事部長である古川博文氏も、アルバイトスタッフの意見を収集できることの重要性を強調しています。彼は、現場責任者が迅速に対応できるアクションプランが示されることが、職場の働きがいを高めるためには不可欠であると考えています。
最後に
このように、株式会社HataLuck and Personは、サービス業の職場マネジメントと経営変革をサポートし、従業員の働きがい向上に寄与しています。今後も「はたLuck」を通じて、サービス業の環境をより良くしていく取り組みが続けられるでしょう。